サザンオールスターズが10年ぶり茅ケ崎ライブ 桑田佳祐は故郷で「帰って来たよ!」26曲の熱演
2023年10月01日 21:00
芸能
桑田は「帰って参りました!ドリフターズです!」とボケながら、「里帰りさせていただきました。ありがとうございます」と笑顔。茅ケ崎公園野球場のステージは10年ぶりで「すっかり高齢者になって帰ってまいりました。ステージ上はちょっとした高齢者施設でございます」と笑わせた。そう言えるのも、長く第一線で活躍しているからこそだ。
ライブは45周年を祝うヒット曲満載の内容。「いとしのエリー」「涙のキッス」「真夏の果実」などに加え、今年発売した新曲「盆ギリ恋歌」「歌えニッポンの空」も披露。2時間半、26曲でファンを楽しませた。
本編終盤の「みんなのうた」では、おなじみの放水も。桑田が握った太いホースから勢いよく飛び出した水をファンが浴びた。定番の放水は、18年のロック・イン・ジャパン・フェスティバル以来だ。サザンの有観客ライブも19年の全国ツアー以来。コロナ禍は2度の無観客配信ライブを行い日本を元気づけてきたが、ようやくファンと再会できた。本編最後の「マンピーのG★SPOT」では花火が打ち上がり、桑田はセクシーダンサーと戯れた。
アンコールの最後は茅ケ崎ソング。JR茅ケ崎駅で東海道線の発車メロディーに使われている「希望の轍」から、♪砂まじりの茅ケ崎――で始まる1978年のデビュー曲「勝手にシンドバッド」へ。「やれんのか!茅ケ崎!」と敬愛するアントニオ猪木さんのごとくファンをあおり、1万8000人のファンも「イェー!」と応え、最後まで大盛り上がりだった。
この日は猪木さんの命日。最後はファンとともに「1、2、3、ダァーッ!」と声を張り上げ、「45周年ありがとう。また帰ってきます!」と約束した。
桑田は「新たな計画を練りまして、みなさんにご報告することを約束します」と、新たな活動についてもにおわせた。来年6月まで続く45周年イヤーの活動に注目が集まる。