古舘伊知郎 松田優作さんからの深い一言「あの文字だけは浮かびますよね。優作さんに言われた」

2023年10月01日 22:50

芸能

古舘伊知郎 松田優作さんからの深い一言「あの文字だけは浮かびますよね。優作さんに言われた」
古舘伊知郎アナウンサー Photo By スポニチ
 フリーアナウンサー古舘伊知郎(68)が、1日放送の日本テレビ系「おしゃれクリップ 1時間スペシャル」(後10・00)にゲスト出演し、自身がMCを務めた前身番組の思い出を語った。
 古舘は1987~94年に「オシャレ30・30」のMCを担当。その後の「おしゃれカンケイ」も05年まで務めた。同じ日曜午後10時枠の「おしゃれクリップ」MCの山崎育三郎にとっては、大先輩になる。

 30代の俳優、アーティストらが多数、ゲスト出演した「30・30」で、古舘は故・松田優作さんのゲスト回について振り返った。

 放送は1989年で、古舘は結婚して間もないころ。「夫婦ゲンカばかりしていた」という古舘に、松田さんは「仕事で手を抜いた方がいいよ。こういう(仕事の)場で普通にして、余力を蓄えて、家に帰ったら100%の演技だから」と助言したという。

 古舘は「“この世の中は物語なんだから、家でオフで一番物語を語って演技しなきゃ”ってことを言ってくれた。すごく印象的だったんですけど」と話しつつ、「僕はその時、ちょっと分からなかった。オフの時は素を出していいと思っていた。自分のエゴみたいなのを家族に出していた」と、当時はなかなか理解しがたい言葉だったという。

 松田さんは放送の約3カ月後にがんのため死去。命の火が消える直前の貴重なアドバイスだったが、古舘は今もなかなか実践できないという。「今でもケンカする」と笑わせつつ、「性懲りもないんですね。ただ、あの文字だけは浮かびますよね。優作さんに言われた」と、心には刻まれていることを明かした。

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