井ノ原「タレントやめるつもりはありません」　新会社副社長も「現場を知っていて発信できる人間がいても」

　ジャニーズ事務所が2日、故ジャニー喜多川元社長による性加害問題を巡り、今後の会社運営についての会見を都内で行った。 　ジャニーズJr.の育成などを手掛けるジャニーズアイランドの社長で、元V6の井ノ原快彦（47）が所属タレントのマネジメントなどを行う新会社の副社長になることが発表された。

　副社長に就任することで、タレント業を継続するのか、記者から質問され「現在はアイランドの社長で発掘、育成をやっている。今回はエージェント会社の中に（アイランドから）来てくれる仲間がいるのであれば、副社長という立場ですが、彼らを担当する副社長と思っていただけるとうれしい」とし「その中で今の芸能の現場を知りながらやっていくことが例えばタレントの置かれている状況だったり、どうやったら彼らを守っていけるのかということ、それを知っていて発信できる人間がいてもいいと思っている」と説明。その上で「僕としてはタレントをやめるつもりはありません」ときっぱり言い切った。

　ジャニーズ事務所は9月7日、藤島ジュリー景子社長の後任として少年隊の東山紀之が新社長に就任することなどを発表。「ジャニーズ事務所」の名称変更は行わず改革に取り組むとしたが、この会見後、大手企業が相次いで所属タレントの広告起用を見直す方針を示した。その後、ジャニーズ事務所は19日に取締役会を開催。社名変更など、今後の会社運営に関わる大きな方向性についてあらゆる角度から議論を行い、向かうべき方針を確認したとし、10月2日には進捗（しんちょく）内容を具体的に報告するとしていた。