ジャニーズ性被害者への補償額は? 菊地弁護士「遅延利息というのが法律にはある。20年たつと…」
2023年10月03日 16:25
芸能
東山社長は9月の会見で、補償について「法を超えて」行うとした。この言葉の意味合いについて、菊地氏は「時効を主張しないということなんだろうと思います」と推測。古くは70年前の性被害を訴えている被害者もいることから、「まともに法を適用すれば、時効の問題が発生すると思う。不法行為というような違法行為であれば、改正前の民法ですけど、3年で時効になっちゃうというような規定がある。そこは主張しないと。そこは法を超えると」と、自身の理解を口にした。
MCのフリーアナウンサー石井亮次は「判例とかの金額ではなく、ちゃんともっと上澄みがあってみたいなことを思っていた」と話した。すると菊地氏は「そうだとすれば、太っ腹で“今までの裁判例だとこうですけど、あなたにはこれだけ(支払う)”。これはすばらしいことだと思います」と返しつつ、「そこまで踏み切るのかなという。委員の方が元裁判官。元裁判官を選んだということは、今までの裁判例に精通されていますから、そこの基準にその人たちの意見を任せておけば大丈夫だろう、という判断かなと僕は思ったんです」と、自らの見解を示した。
さらに菊地氏は、賠償が遅れたことによる利息の支払いにも言及した。「不法行為とかそういうものは、本当はその時に賠償しなければいけない。20年遅れたということは、遅延利息というのが法律にはある。年5%ですからね。20年たつと倍(100%)になるんですよ」。さらに「厳格に法律を適用しちゃえば、本当の被害はこれだけだけど、遅れた分、倍ですよというくらい、やってほしいなと思います」と、被害者への手厚い補償が実現することをを願っていた。