石山アンジュ氏 大津高サッカー部“全裸土下座撮影事件”に「いじめの範疇を超えている。社会人で同じ…」
2023年10月05日 09:02
芸能
“全裸土下座撮影事件”は大津高が準優勝した全国高校サッカー選手権の応援のために訪れていた宿泊所で起きた。番組のインタビューに被害生徒は「全裸で土下座する形になって、同級生と先輩含めた数人がスマートフォンで写真か動画か分からないけど写真に収めた。つらい思いをする人が自分が最後で終わってほしい」と言い、学校側の対応について「どうしてもやっぱり後回し後回しというか、できるだけ大ごとにならないようにというか、そう思えるような対応だった。サッカー部はどうしていたのか、学校の職員はどうしていたのかとか、問題が起った後にできた対応の部分とかについて、事実確認というか、はっきりしてほしい」と話した。
大津高の西野俊一郎副校長は「正確な事実確認に時間がかかった。隠蔽(いんぺい)の意図は全くない」と話した。土下座を強要した生徒は既に卒業しており「今頑張っている生徒たちもいるので、活動休止や大会の出場辞退は考えていない」と、第1シードとして今月29日の準々決勝から参戦する全国高校サッカー選手権熊本大会に3連覇を目指して出場する。この中には“全裸土下座事件”の現場にいた被害生徒の同級生も含まれているとみられる。サッカー部総監督の平岡和徳氏は宇城市の教育長を務めている。
石山氏は「全裸で土下座をさせるというのが、いじめの範疇(はんちゅう)を超えているなと思いますね。社会人で同じことがあったら、これは立派な罪であると思うんですよね。そういった中で、こういったこと自体を、いじめということにとどめていいのかというのは本当に思います」と指摘。
そして「もう1つは社会に出ていない学生にとって助けを求められる唯一の選択肢というのは、先生であり学校だと思うんですね。その学校がまず生徒を守るということではなく、仮に自分たちの学校の保身に走っていたとしたら、それは本当にあってはならないなと思う」とし、「いじめというのは個人対個人というよりは、どうしても、もしかしたら他にも見ていた人がいるかも知れない。こういった性質を持っているものだと思うので、今、活動休止はしないということですけれども、しっかりこの部活に組織的な問題がなかったのかどうかというのは、これからちゃんとすべきだと思います」と話した。