ジャニーズ会見NGリスト作成コンサル コメント全文「こうした資料に関わらず、幅広い媒体の記者…」

2023年10月05日 13:20

芸能

ジャニーズ会見NGリスト作成コンサル コメント全文「こうした資料に関わらず、幅広い媒体の記者…」
ジャニーズ事務所 Photo By スポニチ
 創業者の故ジャニー喜多川氏による性加害問題を巡り、ジャニーズ事務所が2日に東京都内で開いた記者会見で、特定の記者らを指名しないようにする「NGリスト」があったことが4日、分かった。事務所から会見の運営を任されていたコンサルティング会社側が会見場に持参していた。コンサルティング会社は、米国に本社がある「FTIコンサルティング」。同社は5日、「一部報道について」と題してコメントを発表。
 ▽コメントの全文は以下の通り。

 弊社が運営を受託いたしましたジャニーズ事務所様による10月2日の記者会見に関し、会見準備資料が一部報道機関に報道されております。この資料は限られた会見使用時間の中で会見の円滑な準備のために弊社が作成し、運営スタッフ間で共有したもので、ジャニーズ事務所においては、こうした資料に関わらず、登壇者、司会者の判断のもと、幅広い媒体の記者の皆さまに質問頂くこととし、貴重なご意見を頂戴したところです。

 会見に参加された記者の皆様、会見をご覧になられた視聴者の皆様、ジャニーズ事務所様、司会者はじめ関係者の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことを心より深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした。皆様からの信頼の回復に向けて社員一丸となって取り組んでまいります。

 FTIコンサルティング

 ジャニーズが9月7日に初めて行った会見も担当した。公式ホームページには「幅広いビジネスリスクに対するソリューションを提供します」などと記載している。

 スポニチ本紙はこの“極秘リスト”を入手した。リストには記者やフリージャーナリストの6人の名前や顔写真が指名NGリストとして掲載されていた。東京新聞記者の望月衣塑子氏や世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題の追及で知られるジャーナリスト鈴木エイト氏ら、挙手し続けながら指名されなかった記者の名前があった。質疑応答は「1社1問」のルールが設けられ、司会を務めた元NHKアナウンサーの松本和也氏が指名する形で進行。リストを基に質問者を選別していた疑いが出ていた。

 「FTIコンサルティング」は1982年、米メリーランド州アナポリスで創業。公式ホームページに「グローバルビジネスアドバイザリーファームとして、M&Aや事業再編あるいは訴訟等をはじめとする経営上の重要課題に対するサポートの提供を行い、グローバルビジネスにおける企業価値向上を支援します」「業務デューデリジェンス、ビジネスインテリジェンスをはじめ、不正行為調査、コンピュータフォレンジック、Eディスカバリー、知的財産権保護コンサルティングあるいはクライシスコンサルティングをはじめとする、幅広いビジネスリスクに対するソリューションを提供します」などとしている。
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