第1子生まれ蒼井優も生まれ変わった？　“ママ”初ドラマ「ブギウギ」で熱演中

　俳優の蒼井優が（38）が11日放送のNHK大阪「ニュースLIVE！　ゆう5時」に出演。昨年第1子となる長女を出産した前と後で、仕事への気持ちが180度変わったことを明かした。 　これまでは演じることにとてもプレッシャーを感じることが多かったという。「みんなでものを作る喜びよりも演じる重圧を感じていた」と過去の自分を吐露。「自分でもどうかと思うくらい役作りに時間を使うタイプだったので、役によっては一睡もしないで現場へいくこともあったし、自分の演技がとにかく最優先で、とても恥ずかしくなったこともある」とちょっとした自己嫌悪も感じていたという。

　しかし、出産が大きな分岐点となった。「何年もお芝居をしていなかったので、強くこの世界にあこがれを持つようになった。とても素敵なお仕事だな、私もお芝居をやりたいと心底思えるようになった。リスタートというか、この仕事をやってみたい！と思ってもう一度この世界に入りました」と笑顔で語る。

　出産後初めてのドラマ出演となるNHK連続テレビ小説「ブギウギ」では、趣里が演じるヒロイン花田鈴子の所属する歌劇団のトップスター大和礼子を演じている。「大好きな歌劇の世界で図々しくトップスターをやらせてもらうのは恐れ多いとは思いながらも、プライドをおなかの底に持ちながらやれたらいいなと思っています」。

　撮影の中心となる大阪には娘も連れてきている。「今から仕事に行ってくるね、と言うと手を振ってくれるんです。私が言う“バイバイ”と“仕事にいくね”が一緒になってるみたい」と優しい母の顔も見せた。私生活ではいつも娘と一緒のため「口が娘としゃべる筋肉になっていて、口が回らないんです。緩んでいるなと思いながらも一生懸命セリフをしゃべっています」と微笑ましいエピソードも披露した。

　仕事に全身全霊を注ぎ込むのではなく、子育ての期間がいい意味でリセットとなって新鮮な気持ちで仕事に向き合うことができている。「心境の変化が今後のお芝居にどういう影響を与えるかわからないですけど、今から私もワクワクしている」と、俳優生活の第2章を楽しみにしていた。