藤井聡太8冠、21歳気になる今年の獲得賞金・対局料 過去最高95年羽生超え総額2億円到達も

2023年10月11日 21:02

芸能

藤井聡太8冠、21歳気になる今年の獲得賞金・対局料 過去最高95年羽生超え総額2億円到達も
王座戦第4局、藤井聡太王将(日本将棋連盟提供) Photo By 提供写真
 将棋の永瀬拓矢王座(31)に藤井聡太王将(21)=竜王、名人、王位、叡王、棋王、棋聖含む7冠=が挑む第71期王座戦5番勝負の第4局が11日、京都市のウェスティン都ホテル京都で行われ、藤井王将が永瀬王座に138手で勝利。3勝1敗で史上初の全8タイトル制覇を成し遂げた。
 全8タイトルを独占した藤井。気になるのは今年の獲得賞金・対局料だ。5冠だった昨年は1億2205万円で初の1億超えとなり、順位も初の1位。今年は5冠全てを防衛(竜王戦は昨期が対象)し、さらに3タイトルを追加した。一般棋戦では2月の朝日杯、3月放映のNHK杯の優勝賞金も計上される。

 将棋界で賞金・対局料が公表されているのはタイトル戦では竜王戦(優勝4400万円)、一般棋戦では朝日杯(同750万円)とJT杯(同500万円)だけ。他の棋戦は非公表だが、毎年2月に連盟が発表する上位10傑から類推すると藤井の場合は7000万円強の増収が見込まれ、総額では2億円に達する可能性もある。

 過去の年間最高額は1995年の羽生善治で1億6597万円(7冠全制覇の翌96年は1億6145万円)。今年の藤井がこの数字を軽く更新するのはまず間違いない。

 ◇藤井 聡太(ふじい・そうた)2002年(平14)7月19日生まれ、愛知県瀬戸市出身の21歳。杉本昌隆八段門下で、12年にプロ棋士養成機関の奨励会入会。16年10月に、史上5人目の中学生、最年少の14歳2カ月でプロ入り。18年には中学生で初の棋戦優勝。同年に瀬戸市民栄誉賞を第1号として受賞。20年、最年少で初タイトルを獲得した。

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