藤井聡太8冠を待ち受ける怒濤の防衛戦ロード 竜王戦の次は1月に王将戦 その後も棋王戦、名人戦…

2023年10月11日 22:34

芸能

藤井聡太8冠を待ち受ける怒濤の防衛戦ロード 竜王戦の次は1月に王将戦 その後も棋王戦、名人戦…
藤井八冠は永瀬王座を下し感想戦を行う(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 将棋の永瀬拓矢王座(31)に藤井聡太王将(21)=竜王、名人、王位、叡王、棋王、棋聖含む7冠=が挑む第71期王座戦5番勝負の第4局が11日、京都市のウェスティン都ホテル京都で行われ、藤井王将が永瀬王座に138手で勝利。3勝1敗で史上初の全8タイトル制覇を成し遂げた。
 2016年12月24日、史上最年少でプロ入りした14歳の少年が、デビュー戦で現役最年長だった加藤一二三九段に勝利してから7年。21歳で将棋界に新たな歴史を刻みこんだ。2017年に叡王が加わって過去最多の8タイトル戦となって、初の全冠独占。プロデビュー以来、練習将棋で対局を重ねてきた良き先輩であり好敵手の永瀬王座を倒して前人未到の頂にたどり着いた。

 8冠となった藤井にはこれから怒濤(どとう)の防衛戦ロードが待ち受けている。既に伊藤を挑戦者に迎えた竜王戦の防衛戦が始まっており、6、7日に行われた第1局で勝利を収めている。1月には王将戦が予定されており、現在行われている挑戦者決定リーグの優勝者を迎え撃つ。その後も、棋王戦、名人戦、叡王戦、棋聖戦、王位戦、王座戦と続いていく。

  ◇藤井 聡太(ふじい・そうた)2002年(平14)7月19日生まれ、愛知県瀬戸市出身の21歳。杉本昌隆八段門下で、12年にプロ棋士養成機関の奨励会入会。16年10月に、史上5人目の中学生、最年少の14歳2カ月でプロ入り。18年には中学生で初の棋戦優勝。同年に瀬戸市民栄誉賞を第1号として受賞。20年、最年少で初タイトルを獲得した。

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