ジャニー喜多川氏に贈った日本レコード大賞「特別音楽文化賞」を取り消し　性加害問題で日本作曲家協会が

　ジャニーズ事務所創業者の故ジャニー喜多川氏による性加害問題を受け、日本作曲家協会は13日、2019年の第61回日本レコード大賞（同協会など主催）で喜多川氏に贈った「特別音楽文化賞」を取り消したことを明らかにした。 　同協会によると、取り消した理由は一連の性加害問題で、既に同事務所側にも通知したという。取り消したことを受け、同協会ホームページで紹介している第61回レコード大賞の記録からも削除された。

　特別音楽文化賞は、音楽文化の発展に寄与し日本レコード大賞へ多大なる貢献をもたらした人物に贈られる賞として、2019年に新設。19年7月に87歳で亡くなった喜多川氏の音楽文化への貢献を顕彰するため、同年12月に贈られた。多くの男性アイドルを育て、芸能界の発展に貢献した功績を称えたものだった。

　当時はジャニーズ事務所を代表して歌手の近藤真彦が受け取っていた。