和田アキ子　８冠独占の藤井王将「勉強になります。コメント、姿勢」「世界に誇れる人がいますね」

　歌手の和田アキ子（73）が14日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「ゴッドアフタヌーン　アッコのいいかげんに1000回」（土曜前11・00）に生出演。藤井聡太王将（21）＝竜王、名人、王位、叡王、棋王、棋聖含む7冠＝が第71期王座戦5番勝負第4局で永瀬拓矢王座（31）を破り、棋界の全8冠を史上初めて独占したことについて言及した。 　王座戦第5局は11日、京都市のウェスティン都ホテル京都で指され、後手の藤井が138手で勝利。角換わりから永瀬の研究手順を打ち破った。1分将棋に突入した終盤、AIの評価値は藤井の122手目の5五銀で、「99％」永瀬の勝ちとしていたが、永瀬の123手目の5三馬が「悪手」の評価で一気に勝率9％まで落ち、結局、藤井が逆転勝ちした。

　和田は「何と言っても凄い。全く分かりませんけど。なんて言えばいいんでしょうか」と言葉がない様子。

　「なんかニュースで見たんですけど、AIが99パーセントの確率で負けって、AIが言ってんのに勝つってことある？」と驚き、「なんだか将棋って奥深いなって」と続けた。

　「いやあ藤井さん凄い」「でもなんかコメントが凄い。“結果は残せていますが課題は多いです”」と絶賛。「まだ21（歳）ですか。コメントもね。若いやつ、こんな人もいるから全部“今の若者は”って言っちゃいけないんだと思う。こんな若者いるんだもん。ゆづ（羽生結弦）くんもそうだし、大谷（翔平）くんもそうだし。もうなんか生まれた時から環境が違うのかな。なんだろう」としみじみと話した。

　「全く分からない世界ですけれども、一つ言えるのは勉強になります。コメント一つ、それから姿勢。“まだまだ頂上は見えてないので試行錯誤しながら進みたいです”。21やで。もう何てお呼びしたらいいか」と語ると、「全然分からない人でも尊敬できるっていうのが凄い。日本はまだまだ世界に誇れる人がいますね。頑張っていきましょう」と締めくくった。