土屋太鳳、10日ぶり投稿「ご心配おかけしました」 理由は…不安定な世界情勢「どうにかならないの?」

2023年10月17日 13:43

芸能

土屋太鳳、10日ぶり投稿「ご心配おかけしました」 理由は…不安定な世界情勢「どうにかならないの?」
土屋太鳳 Photo By スポニチ
 8月に夫で「GENERATIONS」片寄涼太とともに第1子の誕生を報告した女優の土屋太鳳(28)が17日、自身のインスタグラムを更新。6日以来、10日ぶりとなる投稿で、現在の思いを明かした。
 「とてもおひさしぶりになってしまいました。私は少しずつ仕事の準備を始めていて浦島太郎状態と同時に新しいペースを試行錯誤しています」と書き出し、仕事復帰への準備を進めていることを明かした土屋。「想像していた以上に今までの人生と全く違う種類の時間の速さと、使い方。たった1秒がすごく大事で1日がすごく早くて。驚くことばかりですが、私は幸運なことにいわゆるワンオペではありません。でもワンオペといわれる状況になる瞬間もあって、もし、これが日常的だったら本当に大変なことだと思います。畑で言えば、土や水や日光が足りないのに野菜や果物を育てなきゃいけない、というような難しい状況を続けることになるんだろうなと感じます」と、子育ての時間について吐露した。

 続けて「今、エンターテイメントのお仕事にどんな心や姿勢を込めたらいいのかとここ最近、ずっと考えていました」といい「浦島太郎状態で書けなかったという理由もあるけれどテレビを見る時間が増えてその向こうから伝えられる報道の映像があまりにもショックで…」と、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエル軍の大規模戦闘が勃発し、多数の死傷者が出る惨状を伝える映像を見てショックを受けていたことを説明。「私は命をテーマとする作品に出演することが多いですし、これからもその世界に取り組みます。その世界で役として生きている時間は、心の底から役の苦しさと一緒に生きますが、報道で伝わる現実の世界には、カットはかからない」と、現実に起きている惨状に心を痛めた。

 「国も状況も文化も歴史も民族も違うけれど、画面の向こうにいる同年代の女性が“必要だ”と訴えている物は、私の家にたくさんある物です。おでかけ用のマザーズバッグにも入ってる。もし隣にその女性がいたら、“どうぞ使ってください”とすぐ手渡せる物です。でも、渡せない。その理由は、遠いからだけじゃない」とし、「個人の人間関係の問題でさえそうなるまでの時間や理由があって他の人が共有するのは難しいのだから、国際的な歴史や文化の背景にはすさまじく長い時間の中で本当にいろいろなことが積み重なっていて詳しく知らない私が簡単に言葉を書くことはするべきではないかもしれないです。そうは思うけれど…映像を観た感想として一言だけ…。どうにかならないの?」と主張。「どうにもならないかもしれないし私は映像の向こうの彼女と会えないけれど、どうにかならないのかと感じていて心から悲しいことだけは同じ時代に生きる者としても命をテーマとする表現に取り組む者としても書きたいなと思いました」と、投稿の意図を明かした。

 また、10月8日に死去したことが発表された谷村新司さん(享年74)について「昨日、谷村新司さんが旅立たれたニュースに衝撃を受けましたが、公開されたメッセージの中の谷村さんの言葉に『歌と音楽は目に見えないからこそ海も空も超えていく』という言葉があって、あらためて、凄いかただったんだと感動しました。確かに私は24時間テレビを子どもの頃から観てきて出演も2回させていただいてきた中で、ラストのほうに『サライ』が流れるとなんともいえない熱くて厚い勇気を感じてきました」と思い出を回顧。「海も空も超えた谷村新司さんの歌と音楽はこれから時代も超えるんだろうなと思いますが、映像は目に見えるけれど、インターネットの世界を通せば歌や音楽と同じように海や空や時代を超えていくかもしれません」とし、「実際に、今、海も空も超えて私が演じた作品と出会ってくださった方々もいらっしゃる。だったら、いつか届くよう、魂を込めて演じようと思います」と思いを新たに。

 「もっと更新したかったけれど、いま感じてる気持ちをどう言葉にしていいか分からなかったからなかなか更新できなくて…」と、更新が滞った理由を明かし、「心配していたかたもいらっしゃったでしょうか。でも今日言葉に出来たので明日から、また更新します!」と宣言した。

 今後も「素敵な空や、出会えた大好きなもの、嬉しかったこと、がんばっていること、困っていることなど遠くの人とも共有できますよう、願いを込めて」と意気込み、「写真は、この間のアメフト観戦での空。世界のどの場所の空も子どもたちを笑顔にする空でありますよう」と平和への願いを込めた。
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