NHKメディア総局長　紅白歌合戦の司会者について「4人の司会ぶりがどうなるか、楽しみにしたい」

　NHKの山名啓雄メディア総局長が18日、東京・渋谷の同局で定例記者会見を行い、大みそかの「第74回紅白歌合戦」の司会がタレントの有吉弘行（49）、女優の橋本環奈（24）、浜辺美波（23）、同局の高瀬耕造アナウンサー（47）の4人となったことにコメントした。 　山名総局長は「本当にすばらしい才能というか、素晴らしい人たちに司会を集まりいただくことになった。紅白はその年その年を締めくくる大きな番組。見ていただく方にこの年はこうだった、ああだったと感じていただけるような、もちろん、歌を通してですけど、しっかりと2023年ならでは4人の司会ぶりがどうなるか、楽しみにしたいなと思います」と期待を口にした。

　司会は今月6日に発表。有吉と浜辺は初の大役。橋本は昨年に続く起用となった。有吉は同局のバラエティー「有吉のお金発見　突撃！カネオくん」でMCを担当。浜辺は、今年前期に放送された同局連続テレビ小説「らんまん」でヒロインを演じ、橋本は来年秋から放送の朝ドラ「おむすび」に主演。女性は朝ドラコンビとなる。

　番組のテーマが「ボーダレス―超えてつながる大みそか―」と同時に発表。「ヒッチハイクでさまざまな国境を越えてきた有吉さんはぴったり。それに絡んだ企画もあるのでは」（同関係者）という。

　高瀬アナは大阪放送局に在籍。紅白司会に大阪のアナが抜てきされるのは極めて異例のこと。東京アナウンス室時代には「ニュース7」や「おはよう日本」のメインキャスターを担当。現在は2日にスタートしたばかりの連続テレビ小説「ブギウギ」で語りを務めている。