辛坊治郎氏　財津一郎さんを悼む「大好きだったので残念で仕方ない」「全盛期知ってますから」

　キャスター辛坊治郎氏（67）が19日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「辛坊治郎ズーム　そこまで言うか！」（月～木曜後3・30）に出演し、俳優の財津一郎さん（享年89)を追悼した。 　テレビドラマ「てなもんや三度笠」や「3年B組金八先生」などで個性豊かな演技を披露した俳優の財津一郎（ざいつ・いちろう、本名・財津永栄＝ざいつ・ながひで）さんが14日、死去した。

　中でも、中古ピアノ買い取り専門店「タケモトピアノ」のCMは、20年以上もお茶の間に流れ続けた。財津さんが「もっとも～っと、タケモット」「ピアノ売ってチョウダイ」とコミカルに歌い、踊るCMは多くの視聴者の耳に残り、「子供が泣き止む」といった都市伝説まで生まれた。

　辛坊氏は番組が始まると「今日も聴いてちょうだい」と財津さんの声真似で登場。続けて「“ピアノ売ってちょうだい”が結構好きで、個人的にハマっていて大好きだったのですが、今日財津さんの訃報が飛び込んできて残念です」とコメントした。

　また「（財津さんの）全盛期知ってますから私は。“ピアノ売ってちょうだい”で世間的には有名かもしれませんが、それは言えば遺産みたいなものでね。本体のところでは全盛期はあの口調でテレビ出まくってましたからね」と振り返った。

　そのうえで「大好きだったので…残念で仕方ないです」と故人をしのんだ。