長嶋一茂 日大の“内紛”に「私学助成金90億円はわれわれの税金。この学校に投資する価値があるのか…」
2023年10月20日 11:41
芸能
一方、副学長側は、対応の状況を理事長側と共有していたため独断ではないと反発。16日には部員から2人目の逮捕者が出ており、学内対応の混乱ぶりがうかがえる。
日大広報課は取材に「林理事長や執行部は、沢田副学長自身で進退について判断するよう検討を促したことがあるが、それ以上のものではない」と回答。第三者委員会の調査報告書が出てから人事などの結論を出すとした。
番組では、林氏が9月4日、沢田氏と面会し、文部科学省の指導で、調査・検証のために置いた第三者委員会に対し、大学の自浄作用を示す必要があるなどとして「お引きになった方がよいと思う」などと辞任を求めた具体的な会話のやり取りを伝えた。
一茂は「日大劇場を見ているようで時折、笑ってしまったりする部分もあるんだけれども、ちょっと不謹慎かも知れないけど、そうは言っても学生さんが“あの日大の学生か”って言われる可能性も今後出てくる」と指摘。「それが経営陣の保身のために2人が言い争いをしているっていうのは学生もシラケるでしょう」と話した。
そのうえで「実際に助成金がもらえないから辞めてくださいという大筋なっている。文科省もここまで話聞いたらどう考えても出す気にならないでしょうね」と言い、「90億円は誰のお金なんですかってことなんですから。これは基本的にはわれわれの税金ですからね。それをこの学校に投資する価値があるのかと、普通の人は考えますよね」と指摘しつつ、「しかしながら、日大の学生で凄く自分たちの医学部、いろんなサイエンスの分野など研究を日々、寝ずにやっている学生たちのことを考えると、助成金もないと困るのかなという思いもありますし、いずれにせよこの経営陣のお二方はどうも器でないなと思います」と自身の見解を話した。