25年春朝ドラ「あんぱん」ヒットの予感…期待高まる「ん」の法則とは? ヒロインオーディションも注目
2023年10月20日 12:03
芸能
物語は、実在の人物である、小松暢(1918-1993)とやなせたかし(1919-2013)をモデルとするが、激動の時代を生きた波乱万丈の物語として大胆に再構成。登場人物名や団体名などは一部改称し、フィクションとして描く。原作はなく、脚本は連続テレビ小説第90作「花子とアン」、フジテレビ「やまとなでしこ」、日本テレビ「ハケンの品格」、テレビ朝日「Doctor-X 外科医・大門未知子」など数多くのヒット作で知られる中園ミホ氏が手掛ける。
注目されるのが、タイトル「ん」の法則だ。
タイトルが「ん」で終わる作品は、13年前期「あまちゃん」、13年後期「ごちそうさん」、14年前期「花子とアン」、15年後期「マッサン」と4作連続し、いずれもヒットしたため“法則”が注目されるようになった。
続く16年前期「とと姉ちゃん」、16年後期「べっぴんさん」、20年後期「おちょやん」、22年前期「ちむどんどん」とヒット作が連発。さらに今年9月に最終回を迎えた「らんまん」は、全130話の期間平均視聴率が朝ドラ3作ぶりの16%超えを記録し(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、同時・見逃し配信サービス「NHKプラス」による視聴数は20年4月のサービス開始以降、朝ドラ歴代最高をマークするなど、「ん」の法則は健在だ。
「あんぱん」では、ヒロイン・のぶ役はオーディションで決定する。近年、ヒロイン(主演)はキャスティング(オファー)起用が多く、東京制作の朝ドラとしては2018年「半分、青い。」(永野芽郁)以来7年ぶりとなる。アンパンマンに登場する「ドキンちゃん」のモデルになったといわれるのぶ役だけに、ニューヒロインの誕生にも注目が集まる。
◇近年のNHK連続テレビ小説ヒロイン(主演)
2018年前期「半分、青い。」永野芽郁(オーディション)
2018年後期「まんぷく」安藤サクラ(キャスティング)
2019年前期「なつぞら」広瀬すず(キャスティング)
2019年後期「スカーレット」戸田恵梨香(キャスティング)
2020年前期「エール」窪田正孝(キャスティング)(相手役・二階堂ふみはオーディション)
2020年後期「おちょやん」杉咲花(キャスティング)
2021年前期「おかえりモネ」清原果耶(キャスティング)
2021年後期「カムカムエヴリバディ」上白石萌音・深津絵里・川栄李奈(上白石・川栄はオーディション)
2022年前期「ちむどんどん」黒島結菜(キャスティング)
2022年後期「舞いあがれ!」福原遥(オーディション)
2023年前期「らんまん」神木隆之介(キャスティング)
2023年後期「ブギウギ」趣里(オーディション)
2024年前期「虎に翼」伊藤沙莉(キャスティング)
2024年後期「おむすび」橋本環奈(キャスティング)