セクゾ中島健人 東日本大震災がきっかけで大学受験を決意 デビューと受験重なり「大学受験終わり握手会」

2023年10月20日 15:25

芸能

セクゾ中島健人 東日本大震災がきっかけで大学受験を決意 デビューと受験重なり「大学受験終わり握手会」
Sexy Zoneの中島健人 Photo By スポニチ
 アイドルグループ「Sexy Zone」の中島健人(29)が20日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。大学進学のきっかけと受験について語った。
 司会の黒柳徹子から、「中島さんの凄いところは、デビューの後、多忙の中、大学を受験。どこの大学」と問われると、中島は「僕は明治学院大学です」と明かした。

 大学受験のきっかけは東日本大震災だったとし、「ちょうど僕が高校2年の冬から春にかけて学生生活を過ごしていた時、ちょうど3・11が起きて。その時に僕が住んでる地域が一カ月間の断水、そして停電があったんです」と回顧。

 「本当にこれは非常にこの地域ならではの苦労があって。埋立地だったので、マンホールが隆起して、物凄い高さまで上がっちゃったり、目の前の道が地割れして川になっていたりとか、そういう状態だったんですね」とも語り、「で、自衛隊の方もいらっしゃって。大きなアクリルボックスみたいなものを持って行って、そこに給水をしに行って。お水が出ないので水道から。ペットボトルで手を洗ったりとか。電池とかもコンビニにはもうなかったので、東京の方まで行って階に行ったりとか」と振り返った。

 そんな中、中島はドラマに出演していたと言い、「そこで僕が撮影に行ったらクラスメート役のみんながいて、結構ノーマルな表情をしていて」との出来事が。「あれ、水とか電気とか止まってない?」と尋ねたところ、「いや、全然止まってない。何も起きてないよ」「東京は本当にスタンダードな普通の、まだ大丈夫な状態だよ」との回答があったとした。

 「その時に思ったのが、ちょうど自分の住んでる地域の状況が、メディアに報道されたのが1カ月後ぐらいだったんですね。その時にマスメディアの仕組みっていうのをちゃんと自分も知らないといけない」と中島。「どれくらいの情報伝達の速度が地域によって差異があるのかっていうのは、やっぱり自分も知らないといけないし、自分も当事者意識を持って、そのメディアの中心にいる人間として、そこは自分も何かを発さないといけない、学ばないといけないなっていうところで、明治学院大学の社会学部を受験しましたね」とも語った。

 黒柳から「勉強した?」と聞かれると、中島は「もう本当に社会学なので範囲が広いので。でも範囲が広い分、受験の時も物凄い範囲で勉強しないといけなくて。だから論文とかを書く時とかも、僕はこの3・11の災害のことを背景に書かせていただいて。それを面接の時も話させていただきました」と話した。

 「ちょうど僕の父が通った大学でもあるので。父が通った大学に行くことも僕の目標でもあったし。ここの社会学部で、今自分がメディアの情報伝達の速度に対して、どれくらいの認識をあげられるかっていうのが、大学に入る大きな意義の一つでしたね」と説明した。

 だが、「ちょうどセクシーゾーンのデビューの時期とかぶったんですよ。受験シーズンが」と回想。「1日のスケジュールをマネジャーさんが書くんですけど、この日、“中島 大学受験終わり 握手会 inお台場”みたいなのが書いてあるんですよ。“うわ、なんだこのスケジュール”って思って」と苦笑した。

 面接では「その面接官の方が僕、今でもお世話になっている大学の教授さんなんですけど、その方が“君はこれからたくさんの方にバラを渡しにいくんだね”って言われて。もう分かってるんですよね。“じゃあ頑張ってきてね”って。“いや、僕今面接も頑張りたいです”ってテンションだったんですけど」。

 その後は「そのまんま握手会に行って、“大学受験終わりの中島健人です!”って言ってファンの方にあいさつしたの今でも凄く覚えてます。“やって来たよー”って言って、報告をただちにファンの方にした思い出がありましたね。みんな“良かったー”って言って、受かった気になりました」と話して笑わせた。
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