宝塚・宙組公演　千秋楽の11月5日まで全日程中止

　宙組の25歳劇団員が転落死した件で、宝塚歌劇団は20日、兵庫・宝塚大劇場で公演中止が続いている宙組公演について、千秋楽の11月5日まで全日程を中止すると発表した。 　「生徒の心身のコンディションを最優先に」するため、同10日に同劇場で開幕予定だった雪組公演も同23日まで中止。同30日の新人公演も行わない。また、梅田芸術劇場でトップスターらが集まる「タカラヅカスペシャル2023」（12月21、22日）も開催を取りやめる。

　劇団では先月30日、宙組生徒が自宅マンションから転落死。自殺を図ったとみられている。現在、外部の弁護士による「調査チーム」が宙組生徒らへのヒアリング中。「調査チームからの報告を踏まえ環境が整うまでは、公演の再開は難しい状況」と説明した。