日本将棋連盟・羽生善治会長「打倒・藤井」へ意欲 8冠称賛も「私も現役ですから」
2023年10月21日 05:04
芸能
「将棋は基本的に盤を挟んでしまえば同じ条件。そこは世代を気にせずやっていくのがいいのかなと。自分自身の場合、今まで積み上げたものをこれから先もうまく生かせていけたらと考えています」
タイトル保持は通算99期。棋界では文句なく突き抜けているが、節目の100期に到達するには、現実問題として21歳の若武者を倒す必要がある。その直近のチャンスが王将戦だ。前期に挑戦者として盤を挟み、第4局まで2勝2敗と大健闘。結局2勝4敗で敗れ去ったものの、再挑戦には現在のところ最短距離にいる。「(100期に向け)変わらず向上心を持ってやり続けなければと思っている。藤井さんの棋譜は自分自身も参考になる。それを取り入れながら頑張っていきたい」
超新星の歴史的快挙に目を細めながらも、自らのファイティングポーズを解くことは決してない。羽生善治とはそういう男だ。