菊間千乃氏 猿之助被告の求刑3年は「検察側も執行猶予が付いていいのではないかと思ってるのではないか」

2023年10月21日 23:05

芸能

菊間千乃氏 猿之助被告の求刑3年は「検察側も執行猶予が付いていいのではないかと思ってるのではないか」
菊間千乃弁護士 Photo By スポニチ
 元フジテレビアナウンサーで弁護士の菊間千乃氏(51)が21日、TBS系「情報7daysニュースキャスター」(土曜後10・00)の生出演。両親に向精神薬を服用させ、自殺を手助けしたとして、自殺ほう助の罪に問われた歌舞伎俳優市川猿之助(本名・喜熨斗孝彦)被告(47)の初公判について解説した。
 20日の初公判では、猿之助被告は濃紺のスーツに青のネクタイ、白いシャツ姿で一礼し入廷。口元には白いマスク、髪の毛は7月の保釈の時よりも短く整えられていた。裁判長から職業を聞かれると「歌舞伎俳優です」と答えた。検察側から「許されるのであれば、歌舞伎で償っていきたい」との供述調書が読み上げられ、被告人質問では「歌舞伎が自分の存在そのもの」と語った。

 検察側は懲役3年を求刑し、弁護側は執行猶予付きの判決を求めて即日結審し、判決は11月17日に決まった。

 菊間氏は初公判の内容について「ご両親が、自殺の意図が本当にあったのかというところが争点で、猿之助被告の方が促していったのか、本人が自殺しようと思ったのかっていうところで、VTRにもありましたけれども、お母さまが“あなたを一人で行かせるわけにはいかない”ということを言ったということですとか、“お父さまが一人だけ残るのは嫌だ”とおっしゃったとか。そこでご両親の自殺の意思があって、それを猿之助被告が助けたっていうことで、自殺教唆ではなく自殺ほう助ですということになった。弁護側はそういう主張をしていて、検察側もその主張を否定するものではないんじゃないかと。自殺ほう助の場合は、初犯ですと執行猶予が付く可能性も多くて、今回検察が3年の求刑ということだと、おそらく検察側も執行猶予が付いていいのではないかと思ってるのではないのかな、というふうには見えます」と言葉を選びながら自身の考えを示した。

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