黒柳徹子が語るテレビ史 犯人の手錠のカギ紛失 生ドラマで起きた驚がくの結末「上の人の了解を得ずに…」

2023年10月25日 19:43

芸能

黒柳徹子が語るテレビ史 犯人の手錠のカギ紛失 生ドラマで起きた驚がくの結末「上の人の了解を得ずに…」
黒柳徹子 Photo By スポニチ
 女優の黒柳徹子(90)が、25日放送の日本テレビ系「1周回って知らない話」(後7・00)にゲスト出演し、自身が知るテレビの歴史をぶっちゃけた。
 今年は日本のテレビ放送が開始されて70年の節目。黒柳は1953年2月1日のNHK本放送開始からテレビで活躍し続ける、テレビ女優第1号でもあった。

 テレビの歴史=芸歴という黒柳は、これまでテレビにまつわる数々の事件を見てきたという。番組では「黒柳徹子が忘れもしない芸能界とんでもベストテン」と題し、ランキング形式で紹介した。

 10位には当時のドラマ事情について。当時はほとんどが生放送で、ドラマももちろん生だった。そのため、生収録中にスタジオにラーメン店の出前の声が入ったことも。さらに、出演者がおならをしてしまったことでスタッフが爆笑し、支えていたセットが崩落。翌週、出演者全員で謝罪し、ドラマが打ち切りになるという信じられない出来事もあったという。

 また当時は映画全盛期で、テレビが格下に見られていたため、黒柳はベテラン俳優ほどせりふを覚えてこなかったと告白した。名前を聞かれると、「言っちゃっていいのかな?ご存じないかもしれないな。三木のり平さん」とぶっちゃけてスタジオは大爆笑。「せりふを覚えてこないのに、ごまかしながらみんなを笑わせるの。だから私たちがいけないみたいになっちゃう」と振り返っていた。

 さらに驚がくのエピソードは続いた。ある刑事ドラマで、刑事役が犯人役にかけた手錠のカギを紛失する事態に。そのため、刑事が帰宅するシーンも、手錠でつながれた犯人役とくっついた状態で、食事のシーンは犯人役がちゃぶ台の下に隠れて撮影したという。黒柳は「やっている人が“もうこれ以上ダメ”となった時には、上の人の了解を得ずに、“これ以上できないわよね?”、“できません”。“出しちゃう?”、“出しましょう”。じゃあ出しますよ、はいって」と、勝手にドラマを強制終了してしまったこともあったという。

 そんな大トラブルにも、黒柳は「怒るとか怒らないの問題じゃないですよ。何だか分からないうちにお家に帰っちゃう」と、うやむやのまま終わっていた当時を回想。MCの東野幸治は「今のドラマのハプニングなんて、弱いエピソードですよね」と目を丸くしていた。

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