黒柳徹子 司会務めた紅白のトンデモ舞台裏…まさかの曲名忘れ「曲目はアレです。アレです」

2023年10月25日 21:13

芸能

黒柳徹子 司会務めた紅白のトンデモ舞台裏…まさかの曲名忘れ「曲目はアレです。アレです」
黒柳徹子 Photo By スポニチ
 女優の黒柳徹子(90)が、25日放送の日本テレビ系「1周回って知らない話」(後7・00)にゲスト出演し、自身がかつて司会を務めた「NHK紅白歌合戦」の信じられない舞台裏を明かした。
 1958年の第9回で、黒柳は25歳という若さで紅組司会に大抜てきされた。当時はラジオのみの放送だった。同年は民放他局も大みそかを歌番組で勝負。そのため、音楽番組の裏かぶりが2つもあり、出場歌手は別の番組に出てからNHKに回るスケジュールだったという。

 そのため、紅白開始予定の午後9時に、会場にいた歌手は何とゼロという異常事態。なぜか出場歌手を代表し、黒柳が開会宣言を行った。

 しかし、その後も歌手が登場する気配はゼロ。そのため、黒柳がアドリブでつなぎまくったという。番組では、その当時の貴重な音声を公開した。「女性軍のためにこれだけお集まりくだぁさいまして、大変ありがとうございます。どうもありがとうございます。紅組が始まります前に、皆様にお願いがございます。あの…元来女性と申しますものは何と申しますか、非常につつましやかなものでございまして…」。焦りからか、かみながらも必死に時間を稼ごうとする黒柳に、事情を知らない客席からは「歌え!」「はよ歌え!」と容赦ない野次が飛んでいた。

 ようやく最初の歌手が来たと思うと、次の歌手がまた不在。黒柳が再び場をつなぐ事態になったという。すると、ここで来場客が連れて来たイヌがステージに乱入。黒柳はすかさず「オスでしょうか?メスでしょうか?メスならば、女性軍の応援に来てくれたのでしょうか?」と、イヌとの会話で場を持たせたという。

 初の大役とあって、緊張もあった黒柳。歌手の名前を言い間違えたり、曲名を忘れて「曲目はアレです。アレです」と紹介してしまうなど、混乱続きだったという。

 自身の失敗を白日の下にさらされ、黒柳は「思い出しますよ。私の傷です」と苦笑い。「カンペなんてものは全然ない。私の人生でカンペができたのはごく最近のこと。そんなものは全然ないです」と振り返っていた。

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