テレ東 旧ジャニーズ問題で検証番組で“沈黙”を反省「少なくとも真偽を確かめるべきでした」

2023年10月26日 17:38

芸能

テレ東 旧ジャニーズ問題で検証番組で“沈黙”を反省「少なくとも真偽を確かめるべきでした」
テレビ東京 Photo By スポニチ
 テレビ東京が26日、旧ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川元社長による性加害問題を受け、局としての検証番組を午後5時5分から放送し、再発防止への取り組みなどについて説明した。
 「ジャニーズ性加害問題~検証報告と今後の対応~」と題し、植草朋樹、水原恵理両アナウンサーが出演。植草アナは「取締役会や、テレビ東京番組審議会の議論を踏まえ、旧ジャニーズ事務所との関係や報道姿勢について社内調査を実施し、自己検証しました」と説明した。調査対象は報道、制作、編成を担当した現役社員、元社員の134人だった。

 同局は問題発覚からこれまで、同事務所に対し4度にわたり再発防止策を申し入れたとし、同事務所が社名を変更した後も経営ガバナンスへの質問書を送付したという。植草アナは「重大な人権侵害があったことが揺るがない事実である以上、報道、制作、編成を通じて少なくとも真偽を確かめるといった行動を取るべきでした。会社として人権意識が希薄だった結果、メディアとして果たすべき責任を果たしていなかったと反省しています」と局としての姿勢を自省した。

 水原アナは「テレビ東京ホールディングスは今後、人権事案などを適切に判断できるよう、会社全体の問題意識を高めていかなければならない」と述べた。11月上旬には、人権問題についてまとめた人権方針を作成するとし、「すべてのステークホルダーとともに人権尊重のための取り組みを進めていきます」と説明した。
【楽天】オススメアイテム