金子恵美氏　渋谷の“ハロウィーン目的で来ないで”に疑問「一番簡単なやり方ですよね」

　元衆院議員の金子恵美氏（45）が31日、TOKYO MX「バラいろダンディ」（月～金曜後9・00）に生出演し、東京・渋谷区が「ハロウィーン目的で来ないで」と異例の呼びかけを行っていることについて、疑問を呈した。 　金子氏は、渋谷のスクランブル交差点のライブの映像を見ながら「やっぱり、去年の梨泰院（イテウォン）のことがあって、来る方に任せるというか自主規制ではなかなかリスクもあるだろうから、ということで色々対策を打った。それはそれでいいと思うんですけど」と話し、昨年10月29日夜に韓国・ソウルの繁華街、梨泰院で多数の死者、負傷者が出た雑踏事故の影響も大きいとした。

　しかし「個人的な意見」としながら「区長が来ないで欲しい、というのはちょっと強すぎるメッセージかなと思っているんですよね。酔った人たちが暴れてしまうことが問題」と言い、多くの警察官が警戒に当たり整然と歩く通行人の画像を見て「これでよくって、むしろお店とか周辺住民の方が迷惑を被らないようにどうするか、という方策を考えることが行政のトップのメッセージだと思う」と、最初ハロウィーンは渋谷として売り出したのだから、対策で事故を起こさないようにするべき、と話した。

　金子氏は、例として「ほかのイベントはここでやっていますよ、と分散させるとか、そういうメッセージを一緒に他の区とやる。でも渋谷にも来てください」とするのがいいのではないか、とし、区長の言葉は「影響力があるから…少ないです。来られる方が。そこらへんが良かったのかどうかですよ」とし、ハロウィーンで人が集まったことに対して「色んな事故もあったから、どういう風に安全にやれるかということを、もう少し前向きに言うべきだったのに、ただ事故を起こさないために、“一番簡単なやり方”ですよね。でも、それでよかったのかな？私は非常にひっかかった行政のメッセージだと思います。だからこのくらいで抑えられた、という人もいるかもしれませんけどね」と疑問を呈していた。