埼玉立てこもり事件 住田裕子弁護士は模倣犯の出現を危惧「良き教訓として各警察で情報を共有して」

2023年11月01日 17:52

芸能

埼玉立てこもり事件 住田裕子弁護士は模倣犯の出現を危惧「良き教訓として各警察で情報を共有して」
フジテレビ社屋 Photo By スポニチ
 弁護士の住田裕子氏が1日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)にコメンテーターとして生出演し、10月31日に埼玉県蕨市で起きた立てこもり事件についてコメントした。
 31日午後2時15分ごろ、埼玉県蕨市中央5丁目の蕨郵便局で、男が拳銃のようなものを持ち、人質を取って立てこもった。県警は約8時間後の午後10時20分ごろに突入し、人質強要処罰法違反の疑いで同県戸田市の職業不詳の男(86)を逮捕した。事件の約1時間前には、戸田市の戸田中央総合病院で発砲音がし、診察室にいた男性医師と男性患者が負傷。男が関与を認めている。また2つの事件の前には、容疑者の自宅アパートから出火しており、容疑者は調べに「自宅に放火した」と供述した。

 番組では、拳銃を手に局内から姿を見せる容疑者の様子などを映像で紹介。住田氏は「たぶん非常に興奮はしてないという状況だけは伝わった。血迷って何するか分からないというのは一番怖かった。警察は十分に対応されていたと思う」と、最悪の事態にならなかったことに胸をなで下ろした。

 また埼玉県警の対処についても「かなり埼玉県警は犯人は特定されて、前科関係を調べ、こういうことをやっている人間だと把握した上で、非常に慎重な動きをされたという感じはした」と称賛した。

 一方で懸念されることがあるという。「模倣犯ですね。自分はもっとうまくやってやるとか、追い詰められたらこういう手があるんだというようなこともあります」。一過性の事件とはならない可能性を指摘し、「今回は良き教訓として、各警察で情報を共有してほしい」と望んでいた。
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