沢尻エリカ 4年ぶり女優復帰 来年2月舞台で主演 その後はドラマ出演の可能性も

2023年11月02日 04:00

芸能

沢尻エリカ 4年ぶり女優復帰 来年2月舞台で主演 その後はドラマ出演の可能性も
舞台「欲望という名の電車」で主演を務める沢尻エリカ Photo By 提供写真
 麻薬取締法違反罪で2020年2月に有罪判決を受けた女優の沢尻エリカ(37)が女優復帰することが決まった。舞台「欲望という名の電車」で、来年2月10日から東京・新国立劇場中劇場などで上演。舞台は初挑戦で、いきなり主演の大役となる。事件前は演技派として映像作品に引っ張りだこだった沢尻。長い空白を経てどのような女優になったのか、注目が集まる。
 沢尻が帰ってくる。演技の仕事は2019年9月公開の映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」以来、約4年ぶり。主演作となると18年6月公開の映画「猫は抱くもの」以来5年ぶりとなる。

 19年11月に合成麻薬MDMAとLSDを所持したとして逮捕後、芸能活動を休止。初公判では「女優復帰は考えていない」と話していた。

 ただ判決が言い渡された後も、所属事務所「エイベックス・マネジメント」は支援を継続した。今回の復帰について関係者は「本人は猛省した。今後の進むべき道を事務所とともに考え、舞台で俳優業を再開することにしたと聞いています」と語った。

 沢尻は今年2月、執行猶予期間が終わった。8月に突如として事務所の松浦勝人会長の公式YouTubeチャンネルに登場。仕事復帰か?と世間の関心が高まっていた。

 復帰に選んだ「欲望という名の電車」の相手役は伊藤英明(48)。演出は舞台「パラサイト」などを手掛けた鄭義信氏が務める。

 鄭氏は「高慢な中に孤独の影を感じさせる沢尻エリカさんと、深い密林をかき分けるかのように、テネシー・ウィリアムズのせりふと格闘しようと思う」と意気込んでいる。

 関係者は「沢尻さんは舞台に向けて、ジムに通うなどして準備を進めている」と話す。ポスターなどのビジュアル撮影では「ブランクを感じさせないオーラと存在感があった」(同関係者)という。

 これまでも事務所には舞台や映画、ネットドラマのオファーが多数寄せられていた。今年9月の時点では「復帰作はかなり精査している状態」(事務所関係者)だった。

 特に配信ドラマからの出演依頼が多いといい、舞台の後、ドラマにも出演する可能性がある。この日、沢尻からのコメントは届かなかったが、舞台の公開稽古などで報道陣の前にナマで現れることになりそう。どのような言葉で復帰について語るのだろうか。

 ▽欲望という名の電車 米演劇を代表する劇作家テネシー・ウィリアムズの代表作。1947年にブロードウェーで初演。51年にはビビアン・リーとマーロン・ブランドで映画化され、アカデミー賞を受賞した。舞台は米国南部のニューオーリンズ。妹の夫でポーランド系労働者のスタンリー(伊藤)と反発しながらも、幸せをつかもうとする上流階級出身のブランチ(沢尻)。だが非情な出来事により、ブランチの精神は壊れていく。

 ▽沢尻を巡る経過
 19年11月16日 警視庁組対5課が沢尻を麻薬取締法違反容疑で逮捕

 12月6日 起訴され、保釈される 

 20年1月31日 初公判。検察側は懲役1年6月を求刑し即日結審

 2月6日 懲役1年6月、執行猶予3年の判決

 23年8月21日 所属事務所エイベックスの松浦勝人会長の公式YouTubeチャンネルに登場

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