流行語大賞ノミネート30語発表 WBC、ジャニーズ問題各2語 大谷のあの名言、「NGリスト」、安村も

2023年11月02日 14:00

芸能

流行語大賞ノミネート30語発表 WBC、ジャニーズ問題各2語 大谷のあの名言、「NGリスト」、安村も
WBCで優勝を果たした日本代表の大谷翔平 Photo By スポニチ
 年末恒例の「2023ユーキャン新語・流行語大賞」(現代用語の基礎知識選)の候補30語が2日、発表された。今回のノミネートでは日本が3大会ぶりの優勝を果たしたWBC、旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)の性加害問題関連で2語ずつが入った。大賞とトップ10は12月1日に発表される。
 事務局によると、今年度の傾向としては「4年ぶりの声出し応援、WBS野球関連等、昨年に比べ明るい話題はありました。ロシアによるウクライナ侵攻に加えてパレスチナ問題、円安、物価高騰はさらに深刻化、闇バイト、OSO18、新しい戦前等、暗い話題も多くみられました。首相の『明日は今日より良くなる』の言葉ではないが、誰もが差別されることなく明るい元気の出る言葉が生まれる時代になってほしいものだ」としている。

 WBCからは、米国との決勝直前にロッカールームでエンゼルス・大谷翔平投手がチームメートに呼びかけた「憧れるのをやめましょう」という名言。米国生まれの日系人選手として日本代表で活躍したラーズ・ヌートバー外野手のコショウ挽きを真似たパフォーマンスの「ペッパーミル・パフォーマンス」が選出された。

 旧ジャニーズ事務所元社長のジャニー喜多川氏(享年87)による性加害問題からは「性加害」や、会見で指名しない記者をまとめたリストが発覚したことでさらなる騒動を呼んだ「NGリスト/ジャニーズ問題」が選ばれた。「性加害」には自衛隊で集団で性暴力を受け、被害を訴えた女性自衛官の奮闘なども含まれている。

 豪華キャストと考察が話題を呼ぶミステリー展開で人気を博したTBS系ドラマ「VIVANT(ヴィヴァン)」からは、実在が噂される自衛隊の秘密情報部隊「別班」。

 プロ野球・阪神の岡田監督が優勝を「アレ」と表現したことが話題となり、同チームの今季スローガンにもなった「アレ(A.R.E.)」や、SNS・ツイッターの名称変更後の「X(エックス)」、英オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」に挑戦し、日本人として初めて決勝に進んだお笑いタレント・とにかく明るい安村の英語版の決めフレーズ「I’m wearing pants!(アイム・ウェアリング・パンツ)」なども入った。安村は2015年に「安心してください。穿(は)いてますよ。」がトップテン入りし、8年ぶりのノミネートとなった。

 今年の選考委員は杏林大学教授の金田一秀穂氏、漫画家・コラムリストの辛酸なめ子氏、女優・エッセイストの室井滋氏、漫画家のやくみつる氏、「現代用語の基礎知識」編集長の大塚陽子氏のほか、お笑いコンビ「パックンマックン」のパックンことパトリック・ハーランが務める。

 ▽30語は以下の通り(50音順)
I’m wearing pants!(アイム・ウェアリング・パンツ)
憧れるのをやめましょう
新しい学校のリーダーズ/首振りダンス
新しい戦前
アレ(A.R.E.)
頂き女子
X(エックス)
エッフェル姉さん
NGリスト/ジャニーズ問題
オーバーツーリズム
推しの子/アイドル
OSO18/アーバンベア
蛙化現象
5類
10円パン
スエコザサ
性加害
生成AI
地球沸騰化
チャットGPT
電動キックボード
2024年問題/ライドシェア
ひき肉です/ちょんまげ小僧
藤井八冠
ペッパーミル・パフォーマンス/ラーズ・ヌートバー
別班/VIVANT(ヴィヴァン)
観る将
闇バイト
4年ぶり/声出し応援
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