塚本恋乃葉さんが「ホリプロスカウトキャラバン」グランプリ 父は元広島投手の“カープ女子”

2023年11月05日 05:00

芸能

塚本恋乃葉さんが「ホリプロスカウトキャラバン」グランプリ 父は元広島投手の“カープ女子”
塚本恋乃葉 Photo By スポニチ
 深田恭子(41)石原さとみ(36)らを輩出した大手芸能事務所「ホリプロ」のオーディション「第46回ホリプロタレントスカウトキャラバン」が4日、神奈川県内で行われた。グランプリに選ばれたのは広島県在住の大学1年生、塚本恋乃葉(このは)さん(19)。父は元プロ野球広島投手で、競輪選手としても活躍した塚本善之さん(53)。参加総数2万824人の頂点に立ち「ぶちうれしい!」と広島弁で喜んだ。
 舞台上で名前が呼ばれると、体を震わせて涙をこらえた。昨年開催の同選考にも応募したが、3次審査で終了。リベンジを果たし「最後まで諦めなくて良かった」と話した。

 父の善之さんは元広島の投手で90年の引退後、17年まで競輪選手として活躍した。塚本さん自身ももちろん広島ファン。球団の年間シート特典で始球式に登場する権利を持っていたが、選考と重なり断念。それだけ今回のオーディションにかけていた。「よく練習する人」だった父の背中を見て育ち、自身もオーディションに向け、ほぼ毎日モデルウオークの練習に励んだ。現在会社員で、仕事の都合で会場に来ることができなかった父からは出発前に「できるぞ」とエールをもらった。

 最終審査は9人のファイナリストで行われた。身長1メートル67とスタイル抜群の塚本さんは、モデルウオークをしながら顔に洗濯ばさみを挟む“1人罰ゲーム”を披露。そのギャップが評価された。

 目標を聞かれると「目指せ!出川ガール」を宣言した。日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」でタレントの出川哲朗(59)とともにロケをする女性芸能人のことで、これまで河北麻友子(31)らが就任してきた。モデルやバラエティーなど幅広い活躍を目指し「グランプリはゴールではなくスタート。これからもっと大きく成長していきたい」と意気込んだ。

 準グランプリには大阪府出身の畠中夢叶(ゆめか)さん(18)、審査員特別賞には岡山県出身の松岡香穂さん(17)が選ばれた。

 ◇塚本 恋乃葉(つかもと・このは)2004年(平16)10月26日生まれ、広島県出身の19歳。三姉妹の末っ子で、特技はバレーボール。選考には周囲から勧められて応募。憧れは綾瀬はるか、中条あやみ。サウナ好きで、よく1人で通い野球観戦をしている。血液型A。

 ≪父・善之さんは1軍で登板なしも…競輪で活躍≫ 父の塚本善之さんは京都・西城陽高の投手として87年夏の府大会で8強に進出。1メートル85の長身から繰り出す直球とフォークが武器で、同年のドラフト会議で広島から5位指名を受け入団した。3年間の現役生活で1軍登板はなかったが90年の引退後、日本競輪学校に72期生として入学。卒業後の93年にデビューし、94年に初勝利を挙げた。17年1月に引退。通算2039戦に出走し121勝。

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