落合博満氏　日本シリーズ予想で“俺流”「俺は予想する主義じゃない。一生懸命やっている両チームに失礼」

　現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏（69）が5日、TBS「サンデーモーニング」（日曜前8・00）に出演。プロ野球のプロ野球のSMBC日本シリーズについて語った。 　4日の第6戦ではオリックス・山本由伸投手（25）が9安打1失点完投。シリーズ新記録となる14奪三振とパ投手4冠の本領を発揮し、登板5試合目でシリーズ初勝利を飾り、オリックスは3勝3敗のタイに持ち込んだ。きょうの第7戦は、オリックスが宮城大弥投手、阪神は青柳晃洋投手が先発する。

　司会の関口宏に「第7戦をどう読みますか？」と聞かれた落合氏は「2023年の最終のゲームですから、期待をしながら見てみたいと思います」と言い、「第2戦で宮城が6回無失点。（阪神は）青柳が先発するっていうことで。今年あんまり状態がよくなかったというのもあるだろうけども、ただパ・リーグとやる時にサイドハンドのピッチャーってほとんど対戦していないんです。下手投げのピッチャーはパ・リーグに1人しかいませんから。そのメリットはあるんだろうと思います」と話した。

　日本シリーズ開幕前に勝者を予想したかについては、「予想しない。俺は予想する主義じゃないから。楽しく見ればいいっていう。予想しませんよ、予想したら失礼にあたる。一生懸命やっている両チームに」と言い、「解説者はどっちを応援する、どっちというようなことは、俺の主義に合わない」ときっぱり。関口が「ファンは、落合さんはどう見ているのかなっていうのを楽しみにしているんですよ」と言うと、「だから、勝ったチームはよかったね、負けたチームは残念だったねという、そういう見方ですよ。楽しみながら見たいと思います」と話していた。