阿川佐和子さん 給与アップ法案提出した岸田首相に「人事院勧告で来た時に“僕はもらいません”って…」

2023年11月12日 19:07

芸能

阿川佐和子さん 給与アップ法案提出した岸田首相に「人事院勧告で来た時に“僕はもらいません”って…」
阿川佐和子さん Photo By スポニチ
 作家でエッセイストの阿川佐和子さん(70)が12日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)に出演。首相・閣僚らの給与引き上げ法案「特別職の職員の給与に関する法律」の改正案についてコメントした。
 岸田内閣は臨時国会が開会した10月20日、首相が年間約46万円、大臣が約32万円の賃上げとなる法案を提出した。国家公務員の給与を定めた法律の改正案は、人事院が引き上げを勧告していることに基づいたものだが、勧告の対象外である首相や閣僚についても、同じタイミングで給与の改正案が提出された。

 給料が上がらず、物価高で生活が圧迫され続けている国民の感情を逆なでするような法案。批判を受け、松野博一官房長官は9日の会見で、首相と政務三役が増額分を自主返納すると表明した。衆院内閣委員会は10日、改正案を可決。立憲民主党は同日、首相らの給与を据え置く修正案を提出したが否決された。

 阿川さんは「私が思うのは、特別職の総理だけじゃない30万人の人たちにも当然、回った方がいいと思うけれども、その話が人事院勧告で来た時に“いや、僕はもらいません。国民がみんな給与が上がらずに苦しんでいるのに、私がここで給与を上げることはできない。決まる前に言っておく”って。これをやれば格好いいのに。そう思わないですか」と自身の考えを話した。これに、元宮崎県知事、元衆院議員の東国原英夫氏は「そういう細かい気遣いができない総理なんですよ。自分の息子が官邸でパーティーやってても平気な人間なんです。そうなってきたんです、だんだん。だから支持率がね」とし、「法律で言うと、人事院勧告というのは、対象は一般職だけだったんです。本当は特別職をここに入れなくてもよかったんですよ」と説明していた。
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