大竹まこと 岸田首相の自身らの給与増額法案提出に「ここにみんな食いつかないだろうと思ったのでは」

2023年11月12日 19:09

芸能

大竹まこと 岸田首相の自身らの給与増額法案提出に「ここにみんな食いつかないだろうと思ったのでは」
大竹まこと Photo By スポニチ
 タレントの大竹まこと(74)が12日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)に出演。首相・閣僚らの給与引き上げ法案「特別職の職員の給与に関する法律」の改正案についてコメントした。
 岸田内閣は臨時国会が開会した10月20日、首相が年間約46万円、大臣が約32万円の賃上げとなる法案を提出した。国家公務員の給与を定めた法律の改正案は、人事院が引き上げを勧告していることに基づいたものだが、勧告の対象外である首相や閣僚についても、同じタイミングで給与の改正案が提出された。

 給料が上がらず、物価高で生活が圧迫され続けている国民の感情を逆なでするような法案。批判を受け、松野博一官房長官は9日の会見で、首相と政務三役が増額分を自主返納すると表明した。衆院内閣委員会は10日、改正案を可決。立憲民主党は同日、首相らの給与を据え置く修正案を提出したが否決された。

 「誰が自主返納を指南したか」の議論で、大竹は「新聞とか、市民たちがこんな反応すると思ってなかったんだよ」と言い、元宮崎県知事、元衆院議員の東国原英夫氏も「おそらくそうだと思う」と同意した。大竹は、さらに「このくらい上がっても、別にこれは通常のことだから、ここにみんな食いつかないだろうと思ったんだよね。俺はそこの見通しが甘いと思うんだよね。この不況の時に上げちゃうのか、この時点(タイミング)に問題があると市民は思っているんだと思う」と指摘し、東国原氏は「支持率が下がっていく背景というは、そういう小さなことが積み重なっていると思う」と分析していた。
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