テリー伊藤「築地は私のふるさと」　築地に和牛串店　スペシャルアンバサダーとしてPR

　タレントのテリー伊藤（73）が14日、築地の場外市場に初開業する和牛串テイクアウト店「築地　牛武（うしたけ）」のオープニングセレモニーに登場。スペシャルアンバサダーとしてテープカットを行った。 　店先では“薩摩牛4％の奇跡”と呼ばれる最高級品質の牛串（3000円）を頬張ると「びっくりするくらいおいしい！」とPRした。店舗は外食や介護などの事業を展開するワタミが、インバウンドの需要再拡大を受けて、世界から観光客が集まる築地に19日にオープンするもの。提供する牛串は、A5ランクの中でも最高品質で、1キロ1万2000円以上。原価は40％を超えるという。

　ワタミの渡辺美樹代表取締役会長は「外国の方に日本に肉はおいしかったと、一生の思い出に残るものを提供したかった」と説明。月の売り上げは2千万円を掲げたが「難しくない数字」と自信を見せた。

　店はテリーの実家の玉子焼き専門店「丸武」から徒歩10歩ほどのところに誕生。1週間に2度は築地を見て回ると明かしたテリーは「外国人の方がたくさん来てくれるから、甘えているところもある」と浮き足立っている他店の様子に不安を感じることもあるという。

　「築地は私のふるさと。一過性のものではなく、また行ってみたいと思いを持って帰ってもらうことが私の使命」と思いを込め「うちの実家で玉子焼きを食べて、そしてここで肉を食べて」と呼びかけた。