市川團十郎 南座で祝幕に感激「計算し尽くされた村上さんの芸術が」

2023年11月14日 21:07

芸能

市川團十郎 南座で祝幕に感激「計算し尽くされた村上さんの芸術が」
京都南座にかかる祝幕の前で記念撮影する(左から)三池崇史監督、市川團十郎、村上隆氏 Photo By スポニチ
 歌舞伎俳優の市川團十郎(45)が14日、京都南座で、自身の襲名披露となる「當る辰歳 吉例顔見世興行」(12月1~24日)で掲げられる祝幕(いわいまく)のお披露目イベントに出席した。
 祝幕を手がけたのはアーティストの村上隆氏(61)。「暫」や「勧進帳」など歌舞伎十八番の全ての演目を織り込まれている。

 イベントには村上氏に加え、團十郎のドキュメンタリー映画を製作中の映画監督・三池崇史氏(63)も出席。團十郎は「計算し尽くされた村上さんの芸術が詰まったものを京都の南座でもご覧いただくことができます。お芝居を楽しんでいただくのみならず、京都の町並みから南座の空間に入って襲名披露興行の中で現代アートも見られるという特別な空間になることを感じていただければ」とアピール。

 「今回、江戸を代表する團十郎としてお邪魔させていただいて、京都の方々の前でもご披露するという意味では、江戸の十八番が幕にかかることは、なんというか平和な感じがしますね。昔は(関西と江戸が)好敵手の時代もあったかもしれないですが、今は統合された歌舞伎の、伝統芸能の顔見世の中で、皆さまの印象に残ればと思います」と話した。
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