NHK　宝塚の女性劇団員急死問題に言及「推移を見ながら適切に判断していきたい」

　NHKは15日、東京・渋谷の同局で定例会長会見を開き、女性劇団員（25）が急死した問題で14日に会見を開いた宝塚歌劇団（兵庫県宝塚市）について言及した。 　歌劇団は会見で、外部弁護士らによる調査結果を公表。遺族側が訴えた上級生からのいじめやパワハラの存在を認めず、長時間労働を強いる環境があったと認定し、木場健之理事長は12月1日付で辞任すると発表した。これに対し遺族側の代理人弁護士は、「失当（不当）であり、劇団と上級生の責任を否定する方向に誘導している」と断罪。再調査を求めた。

　同局は「この問題は推移を見ながら適切に判断していきたい」と説明。同局ではBSなどで「宝塚スペシャルシート」として不定期に宝塚関連の公演を放送したり、OGが番組に出演するなどしているが、「すぐさま影響するということはありません」と話すにとどめた。