NHK 音楽番組「ザ少年倶楽部」のタイトルを「ニュージェネ!」に変更 司会は代わらず
2023年11月16日 05:30
芸能
同局は、性加害問題の補償や再発防止の取り組みが十分と判断されるまで、所属タレントの起用を見合わせる方針だが、今回は番組のリニューアルという形になる。継続契約の扱いとなるため、司会は引き続き河合郁人(36)が務める。打ち切りにしなかった理由を聞かれた山名啓雄総局長は「視聴者から継続を願う声の一方で(継続は)嫌だという意見もあった。それを受けて見直しをする必要があると判断した」と語るにとどめた。
一方で一連の判断の背景にBS波の再編の影響を指摘する関係者もいる。同局は12月1日から現行のBS3波を2波に統合。契約者の離脱を食い止めるべくPR活動を行っている。同局関係者は「『ザ少年倶楽部』を目当てにBS契約していたファンは多い。番組を打ち切ると、ファンが一気に離れることも懸念される中、今回の判断に至ったのでは」と指摘した。
同じくBSプレミアムで放送中の「ザ少年倶楽部プレミアム」も「プレミセ!」としてリニューアル。こちらもKing&Princeの2人と岡田圭右(54)が司会を継続。今月24日午後6時に初回が放送される。
<NHK定例会見> NHKの稲葉延雄会長は定例会見で、13日に発表した紅白歌合戦の出場者に旧ジャニーズ事務所のタレントが入らなかった理由に言及した。「新規起用には(性加害問題の)被害者への補償や新会社との経営分離が着実に実行されるかなどを、それなりの時間をかけて確認する必要がある」と述べた。今後については「動向を注視する」としながらも「補償がまだ始まっておらず、どのようになるか分からない。(タレントの新規起用の判断まで)距離がある」と語った。