橋下徹氏 万博の意義を説明もメッセ黒田「人来る?」「経済効果ある?」「入場料高い」にタジタジ

2023年11月16日 15:39

芸能

橋下徹氏 万博の意義を説明もメッセ黒田「人来る?」「経済効果ある?」「入場料高い」にタジタジ
橋下徹氏 Photo By スポニチ
 元大阪府知事の弁護士、橋下徹氏が16日、カンテレ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演し、大阪・関西万博の意義を説明したが、お笑いコンビ「メッセンジャー」の黒田有(53)に「どうなったら成功なの?」など質問攻めにあった。
 会場建設費が物価高などの影響で当初の予定から1・9倍の2350億円となっているが、橋下氏は「民間シンクタンクが弾き出したところでは2兆5000億円以上の経済効果で、訪れた人が半年で1兆円は落としてくれる。だから、建設費は投資するんだと考えてほしい」と説明。これに対して黒田は「今更中止というのはあり得ないとは思うが、何をもって成功なのか見えてこない。経済効果というけど、建築関係には回るかもしれんが、例えば漁業とか全く関係がないと思うし、効果がようわからんというのが一般の人の気持ち」と庶民の思いを代弁した。

 来場者についても、橋下氏は「2500万人くらいを設定していると思う」と話したが、黒田は「来まっか?関東の方とか、まったく話にならんのと違います?」と反論。橋下氏も苦笑いしながら「確かに東京の番組に出ても、つらくてつらくて」と苦笑いした。

 黒田は7500円の入場料にも言及。「毎朝、近所でモーニングを食べるんやけど、おばちゃんらのグループが“高いわ!家族で言ったらなんぼかかるかわからへん”と言ってる」と町の人々の意見を紹介。「橋下さんが言ってるのは机上の空論の気がする。ほかにも魅力的なテーマパークはいっぱいあるし」と指摘した。

 一方で、橋下氏は万博の意義として世界各国の技術力の集約を上げた。「トヨタなどは技術開発費に年間2兆円ほど計上しているが、世界各国がこの場でいろんな技術を上乗せしてもらえるのも開催意義のひとつ」。特に注目を集めているのが世界的な少子高齢化へのソリューションだという。「健康寿命をキチッと伸ばすためにIPS細胞を使ってこの課題をどう乗り越えるか、というのは今回の大きなテーマ」と一例を挙げた。

 黒田は一定の理解は示したものの「バブルの80年代だったら、やれやれ!となるのかもしれないけど、賃上げもできていない今の状況で時代的に万博が合っているのかどうか」とまだまだ懐疑的だった。
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