「ミヤネ屋」出演の亀井正貴弁護士「叔母“刑務所に入れないで”という嘆願書は量刑に影響及ぼした」

2023年11月17日 15:56

芸能

「ミヤネ屋」出演の亀井正貴弁護士「叔母“刑務所に入れないで”という嘆願書は量刑に影響及ぼした」
7月、保釈されて原宿署を出る市川猿之助
 両親への自殺ほう助罪に問われた歌舞伎俳優の市川猿之助被告に対し17日、東京地裁は懲役3年、執行猶予5年を言い渡した。
 読売テレビ「ミヤネ屋」に出演していた亀井正貴弁護士は「検察は求刑3年だったので、これは執行猶予つけてもいいというメッセージ。求刑3年半だと実刑がほしいというメッセージになる」と解説。判決は検察側、弁護側にとっても納得の量刑判断だったという考えを示した。

 裁判所は判決理由について「被告人は自殺のほう助をした動機は短絡的で自分のことしか考えておらず、視野も狭いものになっていた。動機もくむべき事情が多いとは言えない」と厳しく批判はしたものの、実母の妹が「刑務所に入れないで」という嘆願書を提出し「周囲も更生を支援する姿勢を表示し、本人も反省の意志を示している」と、更生への期待感をにじませた。

 亀井弁護士は「嘆願書や周囲に支援は量刑に影響を及ぼしている。歌舞伎という職業的な部分にも、更生の可能性を考えたのではないか」と裁判所の判断を推察した。
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