有罪判決の猿之助被告の使命 田中ウルヴェ氏が指摘「命を落とす以外の方法…重みを持って言える方」

2023年11月17日 16:20

芸能

有罪判決の猿之助被告の使命 田中ウルヴェ氏が指摘「命を落とす以外の方法…重みを持って言える方」
<市川猿之助被告初公判>東京地裁に入る市川猿之助被告を乗せたと思われる車両。後部座席から誰かが覗く姿も(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 シンクロナイズドスイミングの五輪銅メダリストでメンタルトレーナーの田中ウルヴェ京氏(56)が17日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)に生出演し、両親に対する自殺ほう助の罪で懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を受けた市川猿之助(本名喜熨斗=きのし=孝彦)被告(47)についてコメントした。
 起訴状によると、猿之助被告は5月17日、東京都目黒区の自宅で、自殺を手助けするため父親で歌舞伎俳優の市川段四郎さんと、母喜熨斗延子さんに向精神薬を服用させ、同日から翌18日にかけて死亡させたとしている。この日、東京地裁で開かれた判決公判では「自殺ほう助の選択が短絡的であること、被告の思考が自身の立場が狭くなっていたことを踏まえても、経緯や動機にくむべき事情が多いとはいえない」などと、判決理由が読み上げられた。求刑は懲役3年。

 判決前に見解を求められた田中氏は、「被告ご本人もおっしゃっていますけど、“僕にしかできないこと”というのが、おありです。しっかり生きていただきたいなと思います」と、願うように話した。

 猿之助被告にしかできないことについて、田中氏は「”(心中以外の)別の方法があったかなと今は思う“という、その言葉はとても重いですよね」と、公判での被告の一言をピックアップ。「どんなにおつらいことがあっても、人間って命を落としたくなるほどのつらいことが皆さんあると思いますけど、そんな時にいやいや、命を落とす以外に、別の方法がたくさんある。それを、言葉の重みを持って言える方という意味ですから」と、猿之助被告の使命を指摘した。

 さらに「どんな別な方法があると思ったのか?どのような思いで追い詰められてしまったのか?なぜ人には相談できなかったのか?どんな言葉も重い言葉になるので、そういったことをしっかり伝える立場になって下されば、つらいことがあっても、いろんな方法があると知れればいいなと思います」と話し、追い詰められた人を救う道しるべになって欲しいと期待した。

この記事のフォト

【楽天】オススメアイテム