太田光　宝塚団員の急死問題「逆転するといじめられる側に」「また不幸な事件が起きないよう注意を」

　お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光（58）が19日放送のTBS「サンデージャポン」（日曜前9・54）に生出演。宝塚歌劇団（兵庫県宝塚市）の女性劇団員が急死した問題に言及した。 　「いじめって、いじめてたほうが逆転すると今度は、いじめられる側に変わる。どんどん繰り返されていく」とコメント。

　その上で「今宝塚に所属してる人たちがこれ以上追い詰められないように。また不幸な事件がこの先起きないように。注意を払って改善できるようにもっていきたい」と述べた。

　宝塚歌劇団が14日に宝塚市内で会見、劇団が依頼した調査チームの報告書では、遺族側が訴えた上級生からのいじめやパワハラの存在を認めず、長時間労働を強いる環境があったと認めた。

　上級生からヘアアイロンでやけどをさせられたという遺族側の主張については、劇団診療所から「ヘアアイロンのやけどはよくあること」などと報告を受け、やけどをさせられたという客観的証拠もないため「事実であるかを判断することは困難」とした。「うそつき野郎」「やる気がない」などの暴言があったとされることにも「全て伝聞情報」としてパワハラの存在を否定した。