フジ・港浩一社長「放送局としての使命と人権尊重に務める」　旧ジャニーズ問題受けコメント

　フジテレビの港浩一社長は24日、東京・台場の同局で定例社長会見を行い、旧ジャニーズ事務所（現SMILE―UP.）創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題を巡る一連の問題についてコメントした。 　同局は先月21日、「週刊フジテレビ批評　特別版　旧ジャニーズ事務所創業者による性加害問題と“メディアの沈黙”」と題して特別番組を放送。現役社員・元社員らへ社内調査をもとに番組制作における旧ジャニーズ事務所への“忖度”について検証した。

　港社長はこれを受けて「この会見でもさまざまな質問をいただいたが、フジテレビ批評で検証した。放送局としての使命と人権尊重に務めていきたい」と話した。

　また、「親会社であるフジメディアホールディングスは人権方針の策定を進めており、当社としてもコンプライアンスに関するガイドラインが決定次第公開する」と語った。なお、これは世の中のコンプライアンスへの機運の高まりを受けてのもので、旧ジャニーズ問題によるものではないとしている。

　番組編成に関しては「現場が適切に判断して、一番いいものを提供していく」とした。