「どうする家康」時がない…氏真に吐露した家康の苦悩&涙の抱擁「兄弟愛」「二人のプリンス」ネット号泣

2023年11月26日 20:45

芸能

「どうする家康」時がない…氏真に吐露した家康の苦悩&涙の抱擁「兄弟愛」「二人のプリンス」ネット号泣
大河ドラマ「どうする家康」第45話。再会した徳川家康(松本潤・左)と今川氏真(溝端淳平)は…(C)NHK Photo By 提供写真
 嵐の松本潤(40)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は26日、第45話が放送された。話題のシーンを振り返る。
 <※以下、ネタバレ有>

 第45話は「二人のプリンス」。関ヶ原に敗れ、牢人となった武士が豊臣の下に集結。憂慮した徳川家康(松本潤)は若き当主・豊臣秀頼(作間龍斗)を二条城に呼び、自らの権威を誇示しようとしたものの、世間にお披露目された秀頼の麗しさに人々は熱狂。豊臣人気に再び火がつく。脅威を感じた家康は徳川秀忠(森崎ウィン)の世に憂いを残さぬためにも、自らの手で豊臣との問題を解決しようと試みる。そんな中、豊臣が大仏を再建した方広寺の鐘に刻まれた文言が大きな火種に…という展開。

 「二条城会見」(慶長16年、1611年)「方広寺鐘銘事件」(慶長19年、1614年)が描かれた。

 この間、家康と今川氏真(溝端淳平)が再会を果たした。

 氏真「子どもの頃から、そういうこと(金時計いじり)が好きであったなあ。木彫りの生き物や、人形を夢中で作っておった」

 家康「あの頃のわしを知っておるのは、今やあなただけじゃ」

 「今川氏真。没落後は、神の君の庇護の下、妻(糸=志田未来)と悠々自適に過ごす日々でございます」(語り・寺島しのぶ)

 家康「奥方と歌を詠む日々か」

 氏真「歌とは、つくづく奥深いものよ。技やしきたりに果てがなく、どこまでやっても極められん」

 家康「うらやましい限りじゃ」

 氏真「わしは、かつてお主に『まだ降りるな』と言った(第12話、3月26日)。だがまさか、これほどまで長く、降りられぬことになろうとはな。だが、あと少しじゃろう。戦なき世をつくり、我が父(今川義元=野村萬斎)の目指した、王道の治世。お主が成してくれ」

 家康「わしには、無理かもしれぬ」

 氏真「何を言うか。お主は、見違えるほど成長した。立派になった」

 家康「成長などしておらん!平気で人を殺せるようになっただけじゃ…。戦なき世など、来ると思うか…。1つ戦が終わっても、新たな戦を求め、集まる者がいる…。戦はなくならん…。(涙がこみ上げ)わしの生涯は、ずっと、死ぬまで(虚ろな目になり、前に倒れ込む)死ぬまで、死ぬまで戦をし続けて…!」

 氏真「(家康を抱き締め)家康よ、弟よ。(涙がこみ上げ)弱音を吐きたい時は、この兄がすべて聞いてやる。そのために来た。お主に助けられた命もあることを忘れるな。(家康の手を握り)本当のお主に、戻れる日もきっと来る」

 金時計が時を刻む。家康に残された時間は長くない。

 重臣たちに次々と先立たれ、ついに家康が吐露した苦悩と孤独。SNS上には「氏真との兄弟愛。泣ける」「今日も号泣。特に殿と氏真、殿と秀忠のシーン」「闇堕ちしかけた氏真を家康が救ったように、今度は氏真が家康を救ったね」「氏真という兄の存在が助けになって良かった…長生きしてくれてありがとう」「(副題の)『二人のプリンス』。秀忠と秀頼かと思ったら、本命は家康と氏真」などの声が続出。視聴者の涙を誘った。

 次回は第46話「大坂の陣」(12月3日)が放送される。
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