橋下徹氏 オーバードーズ問題でマイナカードの活用を提案「提示させ、デジタルで認証させてから販売を」

2023年11月26日 11:51

芸能

橋下徹氏 オーバードーズ問題でマイナカードの活用を提案「提示させ、デジタルで認証させてから販売を」
橋下徹氏 Photo By スポニチ
 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(54)が26日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。若年層にまん延し、社会問題となっている市販薬の過剰摂取(オーバードーズ)について言及した。
 オーバードーズを巡っては、東京・歌舞伎町の「トー横」と呼ばれる一角に出入りしていた少女ら2人に市販のせき止め薬をそれぞれ違法に売り渡したとして、警視庁少年育成課は22日までに、医薬品医療機器法違反(無許可販売)の疑いで千葉県成田市の21歳無職ら男女4人を逮捕。少女らは市販薬を過剰摂取(オーバードーズ)する目的だったとみられる。

 市販薬などの過剰摂取は、急性中毒症状による健康被害の恐れがある他、死亡する例もある。覚醒や、精神的苦痛から逃れる手段にする若者が増えており、トー横でも過剰摂取で救急搬送される事案が相次いでいた。

 橋下氏は、市販薬についてはネットで販売できるように規制緩和が進もうとしていると言いつつ、「ただ逆に子供たち相手には規制を強めようという議論になっている」と説明。そのうえで「今回は子供たちが直接買ったのじゃなくて、大人から無許可で買ったということなので、これだと子供たちへの規制強化の網に引っかからない」と指摘し、「こういうことこそ、マイナンバーカード、これをフル活用できると思うんですよ」と話した。

 そして「マイナンバーカードって、いまだにどういう利益があるのか分からないという人がたくさんいるんですけども、社会全体の利益になるんです。これ、薬に限らずアルコールでも何でもそうなんですけど、必要な規制をやる時にマイナンバーカードを提示させる、それをデジタルで認証させてから、薬を売るということにすれば、子供たちに対して、ちょっと年の若い子に対しては過剰な販売にはならないし、もっといえば過剰な販売じゃなくても、薬の重複の販売も防げるし、僕はマイナンバーカードの利益が分からないって言ってる人たちには、もう少し社会全体の利益っていうものを考えてもらいたい」と自身の考えを述べた。

 また、「ただ、大麻グミも問題になっているし、薬に頼らざるを得ないような、何か時代の風潮があるのかなあ」と問題提起し、「僕は、薬の規制は治安維持にとっては絶対必要なので、銃と薬だけは、もうとにかく規制していくという方向にいかないといけないと思います」と主張した。
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