城咲仁 悪質ホスト問題に言及「売掛金とか言葉ばかりが独り歩き…これをなくせば終わり、じゃない」

2023年11月26日 14:51

芸能

城咲仁 悪質ホスト問題に言及「売掛金とか言葉ばかりが独り歩き…これをなくせば終わり、じゃない」
城咲仁(06年撮影) Photo By スポニチ
 元カリスマホストでタレント・城咲仁(46)が26日、フジテレビ系「ワイドナショー」(日曜前10・00)に出演。“悪質ホスト問題”について言及した。
 ホストが客の女性に高額な料金を請求し、売掛金が数百万円にもなり、支払わない女性に対し、返済のために風俗での仕事や路上での売春を強要するケースが多発し社会問題化。被害者の中には、18歳や19歳の女性もいる。

 悪質ホスト問題を巡っては、立憲民主党が、悪質なホストクラブが若い女性客に多額の借金を負わせ、経済的、精神的に追い詰める事例が相次いでいるとして、政府に被害防止の徹底を求める要請書をまとめた。また、悪質なホストクラブに通う女性が借金を背負い、売春などをする問題を受け、警察庁の露木康浩長官は定例記者会見で「法と証拠に基づいて、引き続き取り締まりを強化していく」と述べている。

 城咲がホストをしていたのは18年前のことだが「そもそも簡単に説明すると、僕らの時代(のホストクラブ)って社交場であり、お酒を飲む場所だったのでもちろん未成年は入れない。もっと言うと、お店がホストのことも厳しく管理しているので売掛金が埋まらないと、ホストがお客様が飲んだ分を払わなきゃいけない。給料日にお金を払うとか、借金になっちゃうんです。だから信用のない人に飲み食いさせない。お店は怪しい子を入れません」と一定の線引きがあったという。

 さらに今回の問題は「ホスト界全体の問題というよりは、個別の問題。あくまで個人が犯罪を犯しているだけで売掛どうこうではなく、お金がない子に作らせるというとんでもない行為をやっているっていうことなんですよね」と指摘。

 手持ちがない場合、支払いを後日に回すことができる「売掛」だが、「売掛で飲む人ってあまりいない。女性もプライドがあるから、売掛で飲むのは恥ずかしいとかお店に借りがあるみたいな風潮があった」と当時を振り返り、「最近のホストさん見てると、お店で『今日いくら使える?』って会話している。僕らの時はそれがタブー。社交場だからカッコ悪いことだったんです。それで僕らはどうするかというと、お客さんに楽しんでもらったらボトル下ろしてもらえるから、トークを頑張ったり、所作とか知識をつける、会話のネタを探してくる。月例ミーティングを何度もやって、お客さんの不満とかを探るグループミーティングとかもしているんですよ」と明かした。

 その一方で、悪徳ホストも昔からあったといい「耳には入ってきていた。未成年にお酒飲ませてしまっているとか」と証言。

 また「売掛金、青伝票って言葉ばかりが独り歩きしていて、それが悪とか、これをなくせば問題が終わり、じゃない。悪徳ホストをいなくしなきゃいけない。ホスト業界全部がこれやってるわけじゃないですから。女の子が足を運んできて、18歳から成人とは言え、お店に入れていいのっていうのもあるし。推し活っていうのを気楽に考えていて、まだ善悪わからなくて、稼ぐ能力もない子が判断つかないわけですよね。怖いもの見たさもあるし、SNSの普及もあって敷居が低くなってる。その子たちにダメっていう大人と法律、そこから作っていかないと」と強調した。
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