ASKA 遊び心あふれるKANさんの思い出 飲み会支払いめぐる二重の仕掛け「そこまでやるやつ」

2023年11月26日 15:44

芸能

ASKA 遊び心あふれるKANさんの思い出 飲み会支払いめぐる二重の仕掛け「そこまでやるやつ」
ミュージシャンのASKA Photo By スポニチ
 ミュージシャンASKA(65)が、26日放送のTOKYO FM「ASKA Terminal Melody」(日曜前10・00)に出演し、12日に死去したシンガー・ソングライターKANさん(享年61)との思い出を語った。
 KANさんと「スターダスト☆レビュー」根本要と3人で、大の仲良しだというASKA。3人でクリスマスパーティーも「2回やりました」と明かした。KANさんはユーモアあふれる人柄で、多くのミュージシャンがその早すぎる死を悼んだ。ASKAは「あいつは『愛は勝つ』のヒットですごく知られたシンガーだから、そういうシンガーが亡くなったことことの記事は大きかったんだけど、これだけのアーティスト仲間、ファンの方に愛されていたんだというのをびっくりされたんじゃないかと思う」と、その魅力的な人柄について語った。

 ある時、東京・中目黒の焼き鳥店で、3人で食事をしていたという。「愛は勝つ」が大ヒットしたKANさんに、ASKAは「お前、『愛は勝つ』売れたからおごれよ」と耳打ち。しばらくして、KANさんが先に席を立ち、根本のポケットにお札をねじ込んで、店を出たという。

 年長者でもある根本は、自分が支払うつもりで、「やめろよ、やめろよ、俺がおごるから」と申し訳なさそうだったという。ところが、「帰ったら、1000円札だった」(ASKA)。KANさんが根本のポケットに入れたのは、3人分の飲食代にはほど遠い、1000円札1枚だけだったという。

 KANさんはその席で、もう一つの仕掛けを用意していた。ASKAは「外に出て行って、(根本が)追いかけてくることまでのKANは考えてるわけ」と回想。根本が追いつこうとしたタイミングでタクシーを止め、運転手に「“すみません、追われてます”って言ったらしいの」。手の込んだKANさんの遊び心を、ASKAは「そこまでやるやつだから」と懐かしそうに語っていた。
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