爆笑問題・太田光「林理事長からパワハラを受けました」!? 日大“訴訟バトル”イジり倒しに爆笑の渦!

2023年11月28日 05:00

芸能

爆笑問題・太田光「林理事長からパワハラを受けました」!? 日大“訴訟バトル”イジり倒しに爆笑の渦!
「爆笑問題」太田光 Photo By スポニチ
 アメリカンフットボール部を巡る違法薬物問題で混乱の極みにある日大にお笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(58)が参戦し、東京・市ケ谷にある“母校”で特別講演を行った。この日は、辞任強要などのパワハラを受けたとして沢田康広副学長が林真理子理事長に損害賠償を求め、東京地裁に提訴したことも判明。大麻汚染が解決しないまま、幹部の対立が泥沼化する異常事態。不安が学生らにはびこる中、鬱々(うつうつ)とした空気を太田が笑いで吹っ飛ばした。
 太田はこの日、日本大学会館で「理事長・学長セレクト講座」に登場し「未来はいつも面白い」の演目で講演を行った。

 講演には林真理子理事長、酒井健夫学長も出席。冒頭で林理事長は「今、日大は大変な時ですけれども、未来はいつも面白いと(講演して)いただきまして、私もちょっと今はあれですけれども…」と自虐を交えてあいさつ。太田も登場するなり「さっき控室で林理事長からパワハラを受けました。お菓子も大麻グミだった」と“太田節”全開で会場を笑わせた。その後も自身の経験で笑いの渦は途切れず、学生は大喜びだった。

 太田は1984年4月に日大芸術学部演劇学科に入学。相方となる田中裕二(58)と知り合った。2018年8月に「週刊新潮」に「日大に裏口入学」と報じられ、事実無根として裁判で争い、2022年1月に勝訴が確定している。

 一方の林理事長はこの日、大麻のような不審物を巡る「空白の12日間」をつくった沢田副学長から1000万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴されていたことが分かった。沢田氏は、辞任を強要されるなどのパワハラを受けたとしている。

 訴えなどによると、薬物事件の対応に当たっていた沢田氏は、事件後の8月から9月にかけ、合理的な理由なく学内の幹部会議などへの参加を禁じられたほか、9月上旬には林氏から辞任を要求された。こうした行為がパワハラに該当すると主張している。
 22日の理事会で即時辞任を求められた沢田副学長は「業務引き継ぎなどに時間を要する」と年内に辞任する意向を周囲に伝えている。

 講演では、芸人らしく学生を応援した太田。「皆さん、きっと“終わっちゃったな日大”と世間の風当たりの強さを感じていると思う。でも、これは良いネタになると俺の中では思う。皆さんが在学中に問題に直面したことは、きっとネタになる」と笑いを交えて励ました。最後に酒井学長が「非常に感銘を受けたお話です。困難な大学の現状の中でおいでいただいて、夢を語っていただいたことに感銘を受けました」と結ぶと「老害からの一言でした」とコメント。再び会場を沸かせた。

 幹部のバトルが泥沼化する一方の日大。学生ファーストには程遠い状況に、在校生や受験生、保護者の不安は募るばかり。太田の参戦は学生たちにひとときの笑いをもたらしたが、問題の根本が一刻も早く解決することが望まれる。
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