藤井聡太8冠　高松琴平電鉄で運転手と車掌体験　王将戦に向け「しっかり準備したい」

　藤井聡太王将（21）＝8冠＝が27日、香川県琴平町の高松琴平電鉄琴平駅で運転手と車掌体験に臨んだ。11日に4連勝で防衛した竜王戦第5局1日目がこの日予定され、3連覇を祝う会に前夜出席したのに続き、鉄道が趣味とあって足を運んだ。1970年製造の1200形に乗車し「お待たせしました。本日も琴電をご利用いただき～」と模擬車内アナウンスにも挑んだ。 　来年1月7日開幕の第73期ALSOK杯王将戦7番勝負（スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催）は22日、挑戦者が菅井竜也八段（31）に決定。「叡王戦で強さを感じた。王将戦は2日制で、違った戦いになるかと思う。しっかり準備したい」。今春、菅井と対戦した叡王戦は3勝1敗で防衛したが、2度の千日手指し直しの末に勝利した第4局を筆頭に接戦続き。振り飛車党の第一人者への警戒感を強めていた。