田中ウルヴェ京氏　母校・日大アメフト部問題、2つの課題を指摘　「大麻を吸ってしまった人に…」

　シンクロナイズドスイミングの五輪銅メダリストでメンタルトレーナーの田中ウルヴェ京氏（56）が1日、TBS系「ゴゴスマ～GO　GO！smile～」（月～金曜後1・55）に生出演。日大アメフト問題について言及した。 　日大アメフト部員を巡る違法薬物事件では、警視庁薬物銃器対策課は1日までに、麻薬特例法違反の疑いで3年生の男性部員（21）を書類送検した。一連の事件では部員3人が逮捕されており、立件は4人目となった。

　日大のOBでもある田中氏は「大きく2つの問題をちゃんと分けて考えたいと思います」とした上で、「1つは大学本部、競技部、アメリカンフットボール部。部の全体の組織体制、隠ぺい体質があったということはしっかり文科省に報告されているわけですから、隠ぺい体質があって、ガバナンスが効いていなかったということからどのようにしていくか。まずはこれが問題ですよね」と再生に向けたルートマップの確立の重要性を指摘。

　また「次に、こういった大麻を吸ってしまった人、継続して吸い続けてしまった人にダメだよ、ではなく、なぜそうなってしまったのか。最初のきっかけはどのような環境だったのか。どんな時に吸いたくなってしまうというような状況だったのか、こういうことを聞くことによって、どのように予防するかというのができる。しっかり話していただくことが大事だと思う」と述べた。