日大アメフト部 薬物“もみ消し”疑いの監督の態度に弁護士が疑問「注意する立場じゃないですか?」

2023年12月01日 15:54

芸能

日大アメフト部 薬物“もみ消し”疑いの監督の態度に弁護士が疑問「注意する立場じゃないですか?」
日本テレビ社屋 Photo By スポニチ
 弁護士の嵩原安三郎氏が1日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、麻薬と認識して覚醒剤を所持したとして麻薬取締法違反(所持)の罪に問われた日大アメリカンフットボール部部員の北畠成文被告(21)の初公判について、コメントした。
 同部の違法薬物事件をめぐっては、8月に寮内で大麻や覚醒剤成分を含む錠剤が見つかり、3年生部員の北畠被告が逮捕。一連の事件では部員3人が逮捕されたほか、先月30日付で4人目が書類送検されており、立件は4人目と、事件は広がりを見せている。

 この日、東京地裁で開かれた初公判(池田知史裁判官)で北畠被告は、「(中村敏英)監督からは“沢田副学長に見つかって良かったな”と言われた」と述べ、「沢田副学長がもみ消すんだと思い少し安心した」したとも明かした。事件をめぐっては、アメフト部の寮で発見された薬物と疑わしき物質をすぐに警察に届けず、12日後に提出した“空白の12日”が問題視されている。

 嵩原氏は「事実かどうかというのは検証がいるんですけど、事実であれば、いろんなことが考えられて」と前置き。「一番怖いのは、以前にも同じようなことがあって、もみ消したという事実があった、あるいはそう思われる事実があったのではないか。これが怖い予想」と指摘した。

 北畠被告が法廷で明かした中村監督の言葉について、「逆に言えば、監督はそれを期待していたということになれば、(本来は)注意する立場じゃないですか?怒る立場。それを“もみ消されて良かったね”というのが非常に怖い。他にもあったと予想しちゃいますよね」と問題視した。
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