「どうする家康」家康の難癖→茶々の挑発「国家安康 君臣豊楽」描写にネットまさか「斬新」「確信犯とは」

2023年12月02日 13:50

芸能

「どうする家康」家康の難癖→茶々の挑発「国家安康 君臣豊楽」描写にネットまさか「斬新」「確信犯とは」
大河ドラマ「どうする家康」第45話。方広寺の鐘銘「国家安康」「君臣豊楽」を目にした茶々(北川景子)は…(C)NHK Photo By 提供写真
 嵐の松本潤(40)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は11月26日、第45話が放送された。話題のシーンを振り返る。
 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となった。

 第45話は「二人のプリンス」。関ヶ原に敗れ、牢人となった武士が豊臣の下に集結。憂慮した徳川家康(松本潤)は若き当主・豊臣秀頼(作間龍斗)を二条城に呼び、自らの権威を誇示しようとしたものの、世間にお披露目された秀頼の麗しさに人々は熱狂。豊臣人気に再び火がつく。脅威を感じた家康は徳川秀忠(森崎ウィン)の世に憂いを残さぬためにも、自らの手で豊臣との問題を解決しようと試みる。そんな中、豊臣が大仏を再建した方広寺の鐘に刻まれた文言が大きな火種に…という展開。

 「二条城会見」(慶長16年、1611年)「方広寺鐘銘事件」(慶長19年、1614年)が描かれた。

 秀頼の武芸は大野治長(修理)(玉山鉄二)も敵わぬ腕前に。茶々は「惜しいの。柿(家康)が落ちるのを、ただ待つのが。家康を倒して手に入れてこそ、真の天下であろう?」。そこへ片桐且元(川島潤哉)が現れ、方広寺の鐘銘について意見を求める。茶々は且元が持ってきた複数案に目を通し「面白い。面白いのお」――。

 それは「国家安康(こっかあんこう)」「君臣豊楽(くんしんほうらく)」。本多正純(井上祐貴)は「家康の諱を刻み、2つに切り分けている。さらに、豊臣こそが君であると」と報告した。本多正信(松山ケンイチ)は「とんでもない一手を打たれたようで。上手に少しずつ力を削ぐ、ということはもはやできませんな。おそらく避けられません」。家康は「とうとう戦か」――。目を閉じ、深く息をついた。

 「大坂の陣」の契機となった方広寺の鐘銘。激怒した徳川家康が言いがかりをつけたという通説とは異なり、今作は複数案に目を通した茶々が「面白い。面白いのう」と自ら意図的に選んだ、または容認した末に挑発したと受け取れる描写となった。

 SNS上には「茶々が意図的に選択し、家康を挑発したという斬新な設定」「茶々発案にするんか。これはラスボスですわよ」「まさか豊臣側の確信犯と描かれるとは」「好機とばかりに家康に戦を吹っ掛ける茶々。この世において彼女が一番、戦乱を求むる者なんだよなぁ」「てっきり本多正信が屁理屈で因縁をつける展開になるとばかり思っていた。まさかケンカを吹っ掛けるための茶々様の煽り展開になるとは予想していなかったので、驚いた」「柿が落ちるのを待てない茶々の策略でした。確かに、うっかり書いてしまうっておかしいし、わざととしか思えないよね。誘い水にした説採用が『どうする家康』らしくて良いと思いました」「清廉潔白な松潤家康のイチャモンをどう描くのか、ずっと興味があったけど、なるほど豊臣の挑発としたのは茶々の狡猾さと秀頼の切れ者ぶりを強化するのにふさわしい筋立て」などの声が相次いだ。

 ついに徳川VS豊臣の最終決戦「大坂の陣」(慶長19年、1614年~慶長20年、1615年)が開戦。次回は第46話「大坂の陣」(12月3日)が放送される。

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