元衆院議員の宮崎謙介氏　岸田首相はパーティー利益率9割も「僕はトントン…」涙ぐましい努力も激白

　元衆院議員の宮崎謙介氏（42）が2日、ABCテレビ「教えて！ニュースライブ　正義のミカタ」に出演し、岸田首相の政治資金パーティーが利益率9割とされているのに対し、自身は「ほとんどトントンでした」と残念そうに語った。 　番組では一般人にはなじみの薄い政治資金パーティーについて解説。パーティー券の相場は2万円で、主な経費は飲食費、会場費となる。閣僚クラスや人気の政治家となると経費などを気にしなくてもパーティー券が相当数売り上げるため収支も大きくなるがが、宮崎氏は「ぼくらのような若手はなかなかパーティー券がさばけず、けっこう大変なんです」と当時を振り返った。少しでも黒字になるように「ワインは出さなかったり、焼きそばなどの炭水化物を多めにしたり、おかずはポテトフライを多くしたり」と涙ぐましい努力をしていたという。

　レギュラー出演しているお笑い芸人のほんこんは「そんな苦労するんやったら、やれへんかったらいいんちゃいますの？政党交付金ありますやん」と指摘。しかし、宮崎氏は「国会議員になると3人の公設秘書ではどうしても足らない。地元の秘書など8人は必要で、政党交付金では人件費をまかないきれない」と実状を語った。

　ほんこんは「企業にコストカットしろ！！とか政府は言ってるのに、なんでそこはでけへんの？」とさらに質問。「なかなか地元の声が届かないので…」「そんなん、SNSもあるから届かんわけないやん」「いやでも、お年寄りとかだとSNSを見られない人が多くて」「なんか言うたらお年寄りがとかゆうやん、政治家さんらは」「ぼくが政治家だったのは8年前ですが、ぼくもSNSを頑張りたかったんですが、誰もそんなもん見んわ！って怒られたんです…」と、現職でもないのに詰められて、しどろもどろになっていた。